2019年1月29日、韓国・ZDNet Koreaは「サムスン電機、昨年の営業利益1．1兆ウォン…創業以来最高」と題する記事を掲載した。

記事によると、サムスン電機は同日、昨年の売り上げが8兆1930億ウォン（約8010億円）、営業利益が1兆181億ウォン（約1000億円）、当期純利益が6562億ウォン（約640億円）を記録したと発表した。前年度に比べると、売り上げは19．8％、営業利益は232．5％、当期純利益は286．5％いずれも増加した。

この結果は、スマートフォンやパソコン、自動車などに使われる積層セラミックコンデンサ（MLCC）の販売拡大に起因するという。関係者は「MLCC事業の好調により、売り上げは2013年以降初めて8兆ウォンを突破し、営業利益は創業以来初めて1兆ウォンを超えた。今年もMLCC事業を中心に成長が続くことが期待される」と話している。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「おめでとうございます！」「サムスンは本当に誇らしい」「しかも売り上げじゃなくて営業利益が1兆ウォン。売り上げが1兆ウォンを超えない大企業の系列会社がほとんどの中、すごい」「サムスンの（経営トップの）李在鎔（イ・ジェヨン）を経済大統領に認定」などと高く評価するコメントが寄せられている。また「文在寅（ムン・ジェイン）大統領は昨年、雇用を創出しようと74兆ウォンを無駄にした」「国民を助けてくれるのは政治ではなく企業。国民を人間たらしめるものは理念ではなく技術」など政治と比べるコメントも。

一方で、あるユーザーからは「韓国にはサムスンしかないの？サムスン依存経済はとても不安。他の大企業も実績を上げて」と警鐘を鳴らす声も上がっている。（翻訳・編集/松村）