<サッカー>日本の勝利から中国が学べること―中国メディア

Record China    2019年1月29日(火) 23時20分

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アラブ首長国連邦(UAE)で開催中のサッカーのアジアカップ準決勝で、日本がイランに勝利したことを受け、中国メディアの人民網は29日、「中国はそこから何を学べるか」とする記事を掲載した。資料写真。

アラブ首長国連邦(UAE)で開催中のサッカーアジアカップ準決勝で、日本がイランに勝利したことを受け、中国メディアの人民網は29日、「中国はそこから何を学べるか」とする記事を掲載した。

記事は28日の試合について、「日本は『柔よく剛を制す』を完ぺきにやり切った。相手に力を発揮する余地を与えなかった」とし、準々決勝でイランが中国を3—0で破っていたことについて「イランは中国にワールドカップ(W杯)出場国との差を見せつけた。日本は中国にW杯の決勝トーナメント進出レベルとの差を見せつけた」と評した。

その上で、「日本のサッカーの道は、一歩一歩積み重ねて来たもの。その過程では迷うこともあるかもしれないが、やり続ければ、ふと気付くとライバルは遠く後ろの方にいる。イランはアジアの中でも欧州のようなチームと言われる。日本の完勝は、彼らがすでに脱亜入欧を果たしていることを宣言するものだ」と評した。

そして、「日本サッカーから私たちは何を学べるか。ユースの育成、目標をもってやり続けること…こうした道理は誰にでも分かる。しかし、中国サッカーは『道理は分かってもうまくいかない』という状況にある。『初心忘るべからず』と言えば簡単だが、そこには紆余曲折、困惑、苦悩がある」とした。

さらに、「中国は無数のサッカー先進国のスタイルを学んだ結果、最終的に最もスタイルのないチームになった」と指摘。「(中国代表の)武磊(ウー・レイ)のスペインリーグ移籍に私たちは飛び上がって喜ぶが、日本は今回のアジアカップに出場しているほとんどの選手が海外組な上、主力選手は半分」とし、「基本的な能力、試合への集中力、戦術の実行力は、中国とは全く別のレベル。招待枠として参加する19年の南米選手権でも、彼ら“サムライブルー”を楽にのみ込めると言いきれる国があるだろうか」とした。

記事は最後に、「中国中央テレビ(CCTV)の解説員が、試合後に『本当にうらやましい』と漏らした。しかし、これらは中国も学ぶことができる。難しくないが、簡単でもない。自分に問いかけてみよう。初心はあるか。忍耐力はあるか。決心はあるかと」と結んだ。(翻訳・編集/北田

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