韓国シンクタンク、韓国の対中輸出の優位性が失われつつあると警告―米華字メディア

Record China    2019年10月14日(月) 19時50分

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韓国のシンクタンクは韓国の対中輸出について「徐々に優位性を失いつつある」との見解を示した。写真は韓国のディーラー。

2019年10月13日、米華字メディア多維新聞は韓国のシンクタンクが韓国の対中輸出について「徐々に優位性を失いつつある」との見解を示したと伝えた。

韓国・聯合ニュースによると、韓国貿易協会国際貿易研究院が実施した2008年から2018年までの中国における中間製品輸入市場分析で、化学品の輸入全体に占める割合が11年間で3.8ポイント、電気製品は6.3ポイントそれぞれ低下する一方、半導体や無線通信設備などハイテク製品の輸入が15.8%から21.1%にまで上昇したことが明らかになった。

また、ハイテク中間製品の輸入元では韓国が21.1%と日本、米国、ドイツをはるかに上回ってトップとなった一方、メモリチップを除くと7.9%にまで落ち込み、15ポイント近くあった日本との差はわずか2.7ポイントまで縮まった。さらに、中国では付加価値の高い医療用品や化学工業製品の輸入が毎年2ケタの伸びを見せていることも、ハイテク中間製品分野で韓国の割合が低下する要因になっている。

さらに、中国市場の消費財輸入においても、主に化粧品頼みの韓国のシェアはわずか3.4%で、10%を超えているドイツ、米国、日本との差が拡大し続けている状況だ。

記事は、半導体やディスプレー分野における日韓両国の競争が激しくなる中、韓国製品は技術的な付加価値が低く、他国に抜かれる可能性が高く、韓国は技術力や競争力の一層の向上、輸出項目の多様化に迫られているとする同研究院の分析を紹介した。(翻訳・編集/川尻

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