美しき童心と郷愁、日本の明治・大正童謡作品集の書籍が中国で発売

Record China    2019年1月27日(日) 6時0分

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25日、新京報によると、中国でこのほど明治・大正期の日本の童謡を中国語訳した書籍が発売された。

2019年1月25日、新京報によると、中国でこのほど明治・大正期の日本の童謡を中国語訳した書籍が発売された。

記事は「日本は詩歌を愛する国であり、最古の『万葉集』から現在に至るまでの長きにわたり、人びとは生活中の喜怒哀楽、生死や老いなどを歌声により表現してきた。同様の生き生きとした表現を翻訳するのは難しいが、そこには子どもの天真らんまんさ、郷愁などの感情が随所にあふれ出ているのである」と紹介した。

また、大正時代に創刊された童謡・童話雑誌「赤い鳥」を取り上げて「第1次世界大戦、関東大震災などの大きな事件が起き、世界の構図が目まぐるしく変化していくなかで、日本の童謡はどんどん人材を輩出していった。童謡界では北原白秋を中心とし、この雑誌が大きな影響力を持ち、童謡や児童文学普及のきっかけとなる『赤い鳥運動』を引き起こした」と伝えている。

そして、昨年2018年が「赤い鳥」創刊100周年に当たるとし、この節目に際して中国で出版される「日本童謡」という本には、「赤い鳥」に収録された童謡が多く紹介されており、そこからは日本の大正時代の社会、思想文化を垣間見ることができると説明。また竹久夢二などによる挿絵も収録しており、「翻訳によっても言葉の隔たりは完全に取り去れないが、読んでみれば何か感じるものがあるはずだ」としている。

記事によれば、書籍「日本童謡」では北原白秋のほか、金子みすゞ、宮沢賢治など日本を代表する詩人、童話作家の作品が紹介されているという。(翻訳・編集/川尻

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