2019年1月25日、テレビ番組で「中国の空気はひどかった」と発言したことで、中国のネットユーザーからの批判を浴びた韓国人歌手ファン・チヨルが、いち早く謝罪文を公開した。

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ファン・チヨルは今月23日に放送された韓国のテレビ番組で、「長沙空港（湖南省）に到着した時、前方が見えなかった。『空気は本当にひどいんだ』と思った」「水の味も違った」などとコメント。これについて中国の一部のネットユーザーから、「韓国の三流歌手が中国でブレークして恩恵を受けたのに、中国を侮辱した」と怒りの声が上がった。

中国での反応を重く見たのか、ファン・チヨルの所属事務所は25日、謝罪文を公開。発言に中国批判の意図はなかったことを説明し、「誤解を招いてしまったことは大変申し訳なく思う」と記している。

ファン・チヨルは2016年、プロの歌手が歌唱力を競う中国の人気バラエティー番組「我是歌手」（I Am a Singer）に出演して大ブレークした。同番組を製作したのは湖南衛星テレビだが、局が所在する湖南省長沙市を名指しで語ったことが今回、「あまりに恩知らずだ」とさらに中国のネットユーザーの怒りをかき立てている。

なお、ネット上にはこれまでのファン・チヨルの発言を再び批判する書き込みも多数登場。過去に韓国のテレビ番組で、「中国では韓国の100倍稼げる」と語ったことや、番組に登場した中国での人気を物語る写真が合成だったことなどが、改めて批判の対象になっている。（Mathilda）