2019年1月16日、華字紙・日本新華僑報（電子版）は、「観光を装って来日しホテルの客室に侵入して盗みを働く中国人窃盗団が逮捕された」と報じた。

記事はまず、「近年、中国の沿海地方に比較的近く、ビザなしで入国できることから、クルーズ船で九州7県を訪れる中国人観光客が増加傾向にある。この簡便なルートは犯罪者につけ込むチャンスを与えてもいる。こうした観光を装って来日し盗みを働く中国人窃盗団が、日本の警察の注意を引いている」と伝えた。

記事が日本メディアの報道を引用して伝えたところによると、福岡県で昨年11月、観光を装って来日しホテルの客室に侵入して窃盗を繰り返したとみられる中国籍の40代の男2人が逮捕された。福岡県警は同様の手口による被害が関西地方などでも確認されており、別のグループによる犯行とみられることから、手口が中国国内で広まっている可能性もあるとみて警戒しているという。

その上で記事は、こうした中国人窃盗団について、中国江蘇省から来た観光客の女性が「同胞が海外で犯罪を犯したことは残念。そうした行為は個人としてだけでなく国のイメージとして見られてしまう」とコメントしていることを伝えた。（翻訳・編集/柳川）