経済的に養えない?マレーシア首相、中国から貸与のパンダ「予定より早く返還」否定―中国メディア

Record China    2019年1月9日(水) 15時50分

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9日、マレーシアのマハティール首相はこのほど、中国から貸し出されている2頭のパンダについて、予定より早く返還するつもりはないと表明した。写真は四川省のパンダ繁殖基地。

2019年1月9日、中国網によると、マレーシアが、中国から貸し出されているパンダの「興興(シンシン)」と「靚靚(リアンリアン)」について、飼育にコストがかかりすぎるため予定より早い返還を検討しているなどと報じられたことについて、同国のマハティール首相はこのほど、同国の華字紙・星洲日報とのインタビューで、「政府は中国から贈られた2頭のパンダを大切にすることを約束している」と述べ、予定より早く返還するつもりはないと表明した。

記事によると、雄のシンシンと雌のリアンリアンは2014年5月、中国との国交樹立40周年の記念としてマレーシアに到着した。2頭にとって初めての子パンダである「暖暖(ヌアンヌアン)」は15年8月に生まれ、17年11月に中国に戻された。リアンリアンは18年1月、2頭目を出産した。

マレーシアのジャヤクマール水・土地・天然資源相は先ごろ、「政府は18年、パンダの飼育のために465万リンギット(約1億2300万円)を負担した。19年の費用は738万リンギットに増えると見込まれている」とし、「2頭は予定より早く故郷へ返還されることになるかもしれない」と語っていた。

マハティール首相はインタビューで、「パンダはマレーシアと中国の重要な外交シンボルだ」とした上で、政府は早期返還について議論したことはないと述べた。またジャヤクマール氏の発言については「よく知らない」と答えた。

星洲日報によると、マレーシア政府と中国野生動物保護協会が調印した協定では、雄と雌のパンダ1組のレンタル料は通常、年間100万ドル(約1億800万円)で、1頭当たりの保険料は年間5万リンギット(約130万円)だという。(翻訳・編集/柳川)

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