米国がファーウェイ制裁呼び掛けるも欧州の反応はいま一つ―中国メディア

Record China    2019年1月15日(火) 12時50分

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14日、中国の通信機器大手、ファーウェイについて、観察者網は「米国がファーウェイ制裁を呼び掛けるも応じる国はごくわずか」と指摘する記事を掲載した。写真はファーウェイの広告。

2019年1月14日、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)について、観察者網は「米国がファーウェイ制裁を呼び掛けるも応じる国はごくわずか」と指摘する記事を掲載した。

記事は仏AFP通信の報道を引用。「米政府が頻繁に圧力をかけているが、ファーウェイの5G設備禁止問題をめぐる欧州各国の反応は一致せず」として、「英国、フランス以外で米国に同調する国はほとんど見られない。企業ではドイツテレコムや仏オレンジが第3国の5Gプロジェクトでファーウェイと協力する考えを示した」「この微妙な現象について、AFPは『ファーウェイの設備はエリクソンノキアサムスンの設備をはるかに上回っている。その5G分野における強さにあらがうことは難しい』と解説した」などと報じた。

続けて、「米国に追随してファーウェイの5G設備を禁止したオーストラリア、ニュージーランド、日本、カナダなどに比べ、欧州の状況はより複雑。なぜならファーウェイの実力がそれほどの吸引力を持っているからだ」とし、「5G技術は通信速度を飛躍的に向上させ、モノのインターネット(IoT)でもカギとなる役割を果たす。欧州はこの技術を早急に普及させたいと願っている」と紹介。あるコンサルティング会社のアナリストが「通信事業者も代替案の検討を行いはしたが、ファーウェイにより高いイノベーション能力があること、ファーウェイを選ぶことがより5Gの発展へとつながるということに気付いた」とコメントしたことにも言及した。

記事によると、18年1~9月の世界通信設備市場におけるファーウェイのシェアは28%で、ノキアとエリクソンはそれぞれ17%、13.4%だった。17年はファーウェイ27.1%、ノキア16.8%、エリクソン13.2%だという。(翻訳・編集/野谷

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