塗るコスメはもう古い?日本が開発した新技術に韓国ネットも注目

Record China    2018年12月28日(金) 8時30分

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24日、韓国メディアは、日本で「貼るコスメ」の技術が開発され、実用化も目前であろうと報じた。資料写真。

2018年12月24日、韓国・聯合ニュースは、「肌に塗らない『貼るコスメ』時代が到来するであろう」と報じた。

記事は、花王が皮膚に薄い繊維膜を貼り、その上に化粧をした後、その繊維膜をはがすだけでメイク落としができる技術を開発したことを伝えている。開発されたのは「Fine Fiber(ファイン・ファイバー)」という、肌に直接極細繊維を吹き付けることで積層型極薄膜を肌の表面に形成する新技術だ。手首などのよく動かす部分につけてもつっぱる感じがしないため、肌に膜があるという感覚はほぼないという。この膜の上に化粧をすることになるのだが、膜の間に化粧品の成分が確実に入り、化粧が落ちないように作られている。また、繊維の間には細かい隙間があるため、汗の蒸発の妨げにならない。化粧落としは、この膜をはがすだけで簡単に終えることができる。

同社は10年程前からこの技術の研究を始め、5年前に直接皮膚に吹き付けるアイデアに着眼し、開発に成功したという。女性研究員の1人は、「非常に忙しい現代女性にぴったりの化粧法になるだろう」とし、「化粧の常識を変えたい。来年を目標に製品化を進めていく」と話した。

また、電機メーカーのパナソニックは、ファンデーション無しでもシミやそばかすなどをカバーできるシートを開発した。カメラで顔を撮影し、肌の色やシミの位置、大きさ、色などを細かく分析して、その情報を基にそれぞれに合った肌色の極薄シートを作り直接肌に貼り付けるという技術だ。研究チームの関係者は、「肌トラブルで悩む女性は多く、短時間で簡単に解決する方法はないかという思いから開発を始めた。女性たちが化粧の話をする時に、『貼っていないの?まだ塗っているの?』といった会話が当たり前になる時代が来るようにしたい」と話したという。

これを受け、韓国のネット上では「とても大歓迎」「早く実用化されて、効果も確実で価格も毎日使えるくらいだったらいいな」「毛穴や小じわまでカバーしてくれるなら買いたい」「発想の転換、アイデアが技術に繋がるのはまさに革新。日本は嫌いだけれど、目覚ましいアイデアを商品化させる能力がすごいのは相変わらずなようで、うらやましい」といった肯定的なコメントが寄せられている。

一方で、「肌に良くなさそう」「毎日やっても肌は大丈夫なのだろうか」「毎日膜を付けてはがして、ってやっていたら肌がおかしくなりそう」と、肌へのダメージを心配するコメントも見受けられた。(翻訳・編集/仲野)

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