多額の投資を経て、中国の次世代兵器は準備が整う―香港メディア

Record China    2018年12月25日(火) 6時30分

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香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は23日、「多額の投資を経て、中国の武器と軍事用装備は準備が整う」とする記事を掲載した。資料写真。

2018年12月24日、中国紙・環球時報(電子版)によると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は23日、「多額の投資を経て、中国の武器と軍事用装備は準備が整う」とする記事を掲載した。

記事はまず、「中国は軍の近代化に多大な投資をしているが、その重点は次世代の武器や装備の研究開発だ。中国の武器装備は近年、進展を続けており、中国軍の能力を大幅に向上させる可能性があるいくつかの重要な装備が来年に完成または引き渡しされるとみられている」とした。

その上で記事は、中国の次世代の武器装備として、2隻目の空母や最新鋭の大型ミサイル駆逐艦055型、新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「巨浪(JL)3」などについて紹介した。

2隻目の空母については、「中国初の国産空母001Aはすでに3回の試験航海が行われ、来年中に就役する可能性がある。中国初の空母『遼寧』をベースに建造されたもので、レーダーシステムのアップグレードやブリッジの一体化、大型の格納庫などいくつかの大きな変更が加えられている」などとした。

大型ミサイル駆逐艦055型については、「中国海軍は2019年に、今年8月から数回の試験航海が行われた最初の055型駆逐艦を受け取ると予想されている。通常の駆逐艦のサイズを超えるこの大型のミサイル駆逐艦は、空母打撃群への主要な護衛として機能するだろう。055型駆逐艦は、世界で2番目に強力な駆逐艦であると言われており、アジアで最大かつ最強だ」などと紹介した。

SLBM「巨浪(JL)3」については、「中国は11月下旬に『巨浪3』の発射実験を渤海湾で行ったと伝えられている。最大で10発の弾頭を搭載でき、射程は1万2000キロ以上と推定される。これは、中国近海から発射して米本土のほぼ全域に達することを意味する」などと伝えた。

095型原子力潜水艦については、「中国軍の空母打撃群の水中護衛になり、計8隻の建造が予定されている。米国防総省のリポートによると、より優れたノイズリダクション技術により、前身のものよりもはるかに静かになり、大きな武器容量を持っている」などとした。

次世代ステルス機「FC31鶻鷹」については、「2012年の初飛行以来、テストと修正が行われ、今後1〜2年で完成すると予想されている。現在の『殲(J)15』戦闘機に代わる次世代の空母艦載機になるとみられている」などとし、早期警戒機「空警(KJ)600」については、「中国には空母のために電子的な早期警戒と偵察を提供する固定翼機が不足しているため、空警600は近いうちに初飛行が行われる見込みだ」などと紹介した。

戦略ステルス爆撃機「轟(H)20」については、「国営メディアは今年8月、轟20の研究開発で重大な進展があったと報じている。『殲(J)20』戦闘機や『運(Y)20』輸送機、『直(Z)20』軍用ヘリらとともに中国空軍の20シリーズに加わることになる。20は2020年ごろの就役を意味するとの分析もある。現役の『轟(H)6K』爆撃機からの大きな飛躍であると考えられている」などとした。(翻訳・編集/柳川)

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