日韓レーダー問題が韓国で「第2の雲揚号事件」と言われる理由

Record China    2019年1月8日(火) 17時40分

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7日、韓国メディアは、「韓国海軍レーダー照射事件が1875年の雲揚号事件と似ている」と韓国内で話題になっていると報じた。写真は海上自衛隊のP1哨戒機。

2018年12月20日に起きた韓国海軍レーダー照射事件についての議論が続く中、この事件が1875年に起きた「雲揚号事件(江華島事件)と似ている」という意見が注目を集めているという。7日付で韓国・ノーカットニュースが伝えた。

韓国国防部は3日、今回のレーダー事件について日本側の主張に反論する動画をYouTubeで公開した。当該動画に残されたコメントには「日本は雲揚号事件の時も今も、捏造と歪曲の国」「レーダー照射事件を見ていると、雲揚号事件が思い浮かぶ」など、雲揚号事件と結びつけた指摘が多いという。その他、韓国のオンラインコミュニティーやSNSでも「日本が第2の雲揚号事件を起こして何か得をしようとしているようだ」「韓国を挑発して開戦事由を作っている」と話題になっている。

このような意見が出ていることについて、記事は「レーダー照射事件について問題を一方的に提起する日本の姿が、韓国に責任を擦り付けた雲揚号事件当時の状況に酷似しているため」と説明している。

また、正義党のキム・ジョンデ議員は4日、テレビ番組で「レーダー問題を提起した日本には、口実をつけて相手を屈服させる意図がある。旧韓末を考えずにはいられない」と発言したという。

これを受け、韓国のネット上では「歴史は繰り返される」「もうアジアのここ数十年間の平和な時代は終わっていくのか」「いずれにせよ一度は日本と戦争をしなくてはならない」「竹島で韓国と日本が交戦をする可能性がかなり高いってことだね」「そう遠くないうちに日本に強制的に開港させられ、日韓併合も起こりそう」「海軍力、空軍力を今の3倍に増やさないとまた第2次日韓協約が待っている」など、日韓関係のさらなる悪化を懸念するコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/仲野)

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