貿易問題で緊張も、中国への執着を捨てられないカナダ企業―カナダ紙

Record China    2019年4月17日(水) 5時50分

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16日、カナダ紙グローブ・アンド・メールはこのほど、「貿易の緊張にもかかわらず、中国の成長計画に固執するカナダ企業」と題する記事を掲載した。資料写真。

2019年4月16日、中国紙・環球時報(電子版)は、カナダ紙グローブ・アンド・メールがこのほど、「貿易の緊張にもかかわらず、中国の成長計画に固執するカナダ企業」と題する記事を掲載したことを紹介した。

それによると、記事はまず、カナダ当局が米国の要請を受けて中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟(モン・ワンジョウ)最高財務責任者(CFO)を拘束したことを受け、トロントを拠点とするあるワイナリーでは、それまで着実に増えていた中国からの発注数が急減したことを紹介した。

そして、このワイナリーの関係者が「緊張が高まる中、中国の一部のバイヤーはカナダ製品を自社のワインリストに載せることに消極的であるようだ」「私たちも含めて誰もが、これが私たちのビジネスに与える影響を理解しようとしている」と話していることを紹介し、「カナダと中国との間の貿易関係の不確実性にもかかわらず、中国への輸出を頼りに成長を促進してきたこのワイナリーや他の多くの中小企業は依然として、中国に大きな期待を寄せている。急成長する巨大市場は無視できないほど興味をそそるものだ。中国は多くのカナダ企業のビジネスモデルの中心にしっかりと固定されている」と指摘した。

記事は続いて、中国政府が先月、カナダの農業大手によるキャノーラ(菜種)の対中輸出を認めない決定を下したことについて、「多くのオブザーバーは、孟氏の拘束に対する中国の報復の一つの形であるとの見方を示している」とし、「しかしそれでも、カナダ企業の中国市場からの流出は見られていない」と伝えた。

そして、一部の事業主から「中国からの売り上げの減速は短期間であると確信している」「中国でのビジネスを先延ばしにすることはできない。新しい国で製品を確立するには時間がかかる」「中国戦略を計画通りに進めることができて幸せだ」などの声が上がっていることを紹介した。(翻訳・編集/柳川)

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