＜日中経済・新事情＞

関連用語：グリー、中国配信、心動網絡（X．D． Network）、Tap Tap / コニカミノルタ、中国の人件費高騰、マレーシア移管

●グリー傘下のWFS、会員数6000万人超の中国アプリストアーでゲームの事前登録

グリーは6日、ゲーム事業ブランドであるWFSが提供する「アナザーエデン 時空を超える猫」の中国国内向け事前登録を5日に開始したと発表した。

上海に本社を置く心動網絡（X．D． Network）と配信権の許諾についての契約を締結し、X．D． Networkのアプリ配信プラットフォームの「Tap Tap」で事前登録する。中国語タイトルは「超越時空的猫」。

X．D． Networkは2011年に設立され、中国国内において数多くのブラウザ、モバイルゲームを企画・開発・運営している企業。「Tap Tap」はアンドロイド向けアプリストアーで、会員数は6000万人を超す。

●コニカミノルタ、主力である中国での生産をマレーシアなどに移管―人件費高騰などで

コニカミノルタは6日に発表した開発・生産のグローバル最適化についての説明文の中で、主力である中国での生産をマレーシアなどに移管中であることを明らかにした。

情報機器事業と光学コンポーネント事業を中心に中国に主力生産工場を配置しているが、人件費高騰などの課題が顕在化しつつあり、中国外の生産を拡大しているとした。一方で、2015年5月に本格稼働を開始したマレーシア工場は中国からの生産移管に加え、デジタルマニュファクチャリングの製品組立先端工場と位置付け、その機能を拡大させているという。（編集/如月隼人）