<中国人観光客が見た日本>愛国者の私が日本行きを決めた4つの理由

Record China    2018年12月8日(土) 13時30分

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2日、有給休暇を利用してこのほど日本を旅行したというある中国の愛国者は、日本行きを決めた「4つの理由」について次のようにつづっている。

2018年12月2日、有給休暇を利用してこのほど日本を旅行したというある中国の愛国者は、日本行きを決めた「4つの理由」について次のようにつづっている。

今年の有給休暇を利用して日本を旅行した。日本行きを決めたのは、主に次の4つの理由からだ。

1つ目の理由は、日本にも平和を愛し、中国の発展に助力してくれた人がいるということだ。中国の砂漠緑化に14年間も取り組んだ農学者の遠山正瑛さん。人間の良さや美しさを伝える作品を多く創作してきた映画監督の宮崎駿さん。国辱を忘れてはいけない。だが一部分で全体を包括することは理性的ではない。一方的・盲目的に排日を行っていたら、毛主席や周総理も日本と国交樹立はしなかっただろう。

2つ目は、中国の伝統文化について「唐・宋は日本に在り、明・清は韓国に在り」と言われるためだ。伝統文化を継承・発揚する者として、日本へ行き、その言葉が本当かどうか確かめるのはとても必要なことだ。中国の多くの古語や文言、用語が、日本の漢字の中でその原意を保ち続けている。中国で失われた文化形式を日本で目にすることができるかもしれない。一方で、近現代中国の常用名詞の多くが、日本から伝えられたものでもある。

3つ目は、中日間の戦争を検証し理解するためだ。両国は、明の万暦年間に開戦し(豊臣秀吉による朝鮮への出兵に伴う朝鮮への援軍派遣)、清の光緒年間に開戦し(日清戦争)、民国時期にも開戦した(日中戦争)。愛国者として、日本人とはどのようなものかを知らずに愛国は語れない。相手に勝ちたいなら、相手について何も知らないことはあってはならない。

4つ目は、先賢の訪れた場所を見てみたいからだ。甲午海戦(日清戦争)後、清は日本に敗れた。それは国辱であり、中国人は日本人を強く恨んだはずだ。梁啓超や孫中山(孫文)、李大ショウ、周恩来魯迅ら、後の維新派、国民党、共産党、民主派を代表する人物はみな、避難のため、または学問のため日本を訪れた。日本の領土を踏んだ彼らは売国奴なのだろうか。いや彼らは売国奴どころか、中華民族の台頭を促した偉大な人物だ。真の愛国者とは、「夷狄の技を以って夷狄を制す」であり、「門を閉ざして車を作る」や「盲目自大」ではない。矛盾の両面を見て、自らの長所と短所を見て、他人の長所と弱点を見なければならない。(翻訳・編集/柳川)

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