「ジャパン・ハウス」が海外で人気、何を意味しているのか―華字メディア

Record China    2018年12月2日(日) 22時20分

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29日、華字紙・日本新華僑報網は、海外3カ所でオープンした「ジャパン・ハウス」が人気を集めているとする記事を掲載した。資料写真。

2018年11月29日、日本新華僑報網は、海外3カ所でオープンした「ジャパン・ハウス」が人気を集めているとする記事を掲載した。

「ジャパン・ハウス」は日本の外務省が戦略的対外発信の強化に向けた取り組みの一環として、世界3都市(サンパウロ、ロサンゼルス、ロンドン)に設置した対外発信拠点。日本の特色ある製品を売る店や、日本文化を紹介する図書館、日本食レストランなどが集められている。

ロサンゼルスの「ジャパン・ハウス」開館記念セレモニーではX JAPANのYOSHIKI氏による演奏が行われ、各国の政治、ビジネス、文化における要人たちが一堂に会した。ロンドンの同開館記念セレモニーには英ウィリアム王子も来場している。

サンパウロの「ジャパン・ハウス」は開業から1年間の来場者数が77万人に上り、当初13万人としていた来場者目標を大きく上回った。ロサンゼルスは昨年12月から今年7月までの間に6万5000人が来場、ロンドンは1カ月間で5万7000人が来場している。

記事は「ジャパン・ハウス」が人気を集める理由について、「『ジャパン・ハウス』を通じて日本の伝統文化、科学技術、日本食など「世界を彩る日本」の魅力を発信し、海外から日本への理解、認知度を向上させ、日本に好印象を持ってもらうやり方にある」と分析。また、「政府が正式に運営する公式の『巨大海外拠点』であり、日本独特の方法である」と伝えた。

「ジャパン・ハウス」は「新しい日本」を世界へ発信するため建築にも力を入れている。ロンドンの「ジャパン・ハウス」は1998年長野冬季五輪の開会式と閉会式でアートディレクターを務めた原研哉氏が建築デザインを手がけ、サンパウロの「ジャパン・ハウス」の建築デザインは2020年東京五輪で新国立競技場の会場デザインを担う隈研吾氏が手がけた。

記事は「国際的な世論が国家の利益に与える影響が次第に大きくなってきた昨今の社会情勢の中、安倍政権は戦略的対外発信を重視している」と紹介。「日本の国際的なイメージがランキングで上位にあるのは戦略的対外発信の成果といえる。この中の戦略のいくつかは、他国が参考するに値するものである」と伝えた。(翻訳・編集/和田)

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