韓国を冷遇?米韓首脳会談の「形式」めぐり波紋広がる

Record China    2018年11月30日(金) 16時40分

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30日、韓国・聯合ニュースによると、アルゼンチンで現地時間の30日に開幕する20カ国・地域首脳会議期間中に行われる米韓首脳会談の形式をめぐる解釈が分かれている。写真は韓国大統領府。

韓国・聯合ニュースによると、アルゼンチンで現地時間の30日に開幕する20カ国・地域(G20)首脳会議期間中に行われる米韓首脳会談の形式をめぐる解釈が分かれている。

記事によると、米国はこのほど、今回の米韓首脳会談を「pull aside形式で行う」と発表した。pull aside会談は「格式にこだわらず、会談会場の近くで行う略式会談」を意味する。米AP通信も「ホワイトハウス報道官が記者らに対し、トランプ大統領はトルコと韓国の首脳とインフォーマル会談を行う予定と話した」と報じたという。

これをめぐり韓国では、「米国が会談の格を下げて韓国を冷遇している」との見方が出ている。「北朝鮮の核問題に対するトランプ大統領の関心が薄れた証拠」との分析もあるという。

一方でこうした指摘に対し、韓国大統領は「妥当でない」と反論している。大統領府関係者は29日、アルゼンチンで記者らに対し「米国が通訳だけを同行させる首脳会談を米国が提案し、韓国も検討している」と説明したという。記事は「pull aside会談は多国間首脳会議が開催される時によく使われる会談形式であるため、会談の格が下がったという分析は事実に反する、ということ」と説明している。

大統領府の見解と同じく、「通訳のみ同行させるというのは事実上、首脳同士1対1の会談と言えるため、短い時間でも内容の濃い議論が行われる」との見方も出ているという。

会談形式をめぐっては、韓国のネット上でも意見が分かれている。

記事のコメント欄には「形式より中身が大事」「朴槿恵(パク・クネ)は儀典、李明博(イ・ミョンバク)は金だけを重視していた。でも文在寅(ムン・ジェイン)大統領は実利と礼儀を重視している」「トランプ大統領も同じ条件で会談するのに、なぜ韓国が冷遇されていることになる?」「簡潔に重要な話だけをするために会うのだから形式などどうでもいい」「外交=形式なのに。いまや世界中が文大統領を冷遇している」「文大統領は北朝鮮の制裁緩和ばかり訴えている。私がトランプ大統領でも会いたくない」「自業自得。米国は北朝鮮の利益しか頭にない文大統領に愛想を尽かしたんだよ」「同盟国の米国からもパッシングされるようになってしまった。韓国はもうおしまい」などさまざまな声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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