「新型肺炎に効果」説には疑問も、米国でキムチ購入の問い合わせ殺到

Record China    2020年2月5日(水) 12時20分

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3日、韓国・ニューシスは「新型コロナウイルスによる肺炎が拡大するなか、米国内でキムチへの関心が高まっている」と伝えた。資料写真。

2020年2月3日、韓国・ニューシスは、新型コロナウイルスによる肺炎が拡大するなか、「米国内でキムチへの関心が高まっている」と伝えた。

記事によると、1日に米ロサンゼルスのコリアンタウンで開かれたキムチ販売イベントで、現地在住者からキムチ購入の問い合わせが殺到した。主に中国、ベトナムなどアジア出身者からの注文だというが、米国人、中南米人も関心を示していたという。

イベントを開いたキムチ販売企業は、「キムチの免疫力向上効果に関して論争があるのは事実だが、心理的な影響があったようだ」「今回のキムチ輸出も『免疫力を高める製品に対する米国人の関心は高い』という現地バイヤーの要請を受けたもの」と話している。

記事は、「医学界はキムチの免疫力効果には科学的根拠がないとしている」とした上で、「食品業界と学界は、キムチの乳酸菌の抗ウイルス効果に注目している」と説明。2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)大流行当時、死者が世界で700人に達したが、キムチの消費量が多い韓国では感染者が出なかったケースが根拠になっているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「SARSの時は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権がしっかり防疫したおかげでしょ」「SARSの時に『キムチとにんにくの効果だ』と言って、盧武鉉政権の成果を矮小(わいしょう)化したこと、まだ忘れていないよ」「SARS防疫の成功から目をそらさせようと、『キムチのおかげで免疫力が強いから』と報じたんだ」「盧武鉉政権の時だけ、キムチ効果があった。李明博(イ・ミョンバク)政権では新型インフルエンザで、朴槿恵(パク・クネ)政権では中東呼吸器症候群(MERS)で死亡者が出ている。その時も韓国人はキムチを食べていた」などとする声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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