韓国に中国人観光客が戻ってきた?THAAD以前の水準に回復も、ネットは冷静

Record China    2018年12月27日(木) 11時10分

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25日、韓国・聯合ニュースは「『中国人観光客が戻ってきた』…中国路線の航空旅客、高高度防衛ミサイル(THAAD)以前の水準に回復」と題する記事を掲載した。写真は韓国・ソウル。

2018年12月25日、韓国・聯合ニュースは「『中国人観光客が戻ってきた』…中国路線の航空旅客、高高度防衛ミサイル(THAAD)以前の水準に回復」と題する記事を掲載した。

韓国国土交通部によると、韓国の11月の航空旅客数は前年同月比5.6%増の957万人を記録した。これは11月の実績としては過去最高値。11月1日時点で今年の累積航空旅客は1億人を突破し、過去最短記録も打ち立てた。

また、国際線旅客はLCCの拡大、中国路線旅行客の増加、路線の多角化などにより、前年同月比8.8%増の701万人を記録し過去最高。特に中国路線旅客は132万人で昨年11月より24%増加。これはTHAAD配備問題前の2016年11月より3.4%低い数値だ。記事は「THAAD後に激減した中国人観光客が徐々に戻りつつある」と分析している。ただ、免税店を訪れる中国人団体観光客の数は依然として低調で、大半は個人観光客や代理購入業者であるため、本格的な「中国人観光客の帰還」と断定するには難しいという指摘も出ているという。

これを受け、韓国のネット上には「観光客じゃない代理購買者が90%。空港に着いてその翌日に中国に帰る彼らは韓国経済とは無関係」「韓国は別に、中国人観光客のおかげで生活できてるわけじゃない」「中国人観光客に一喜一憂する必要ない。それよりも日本はなぜ観光要素が増え、韓国は何をベンチマークすべきなのか考える方が先」などの声が上がっており、あまり歓迎していないようだ。

しかし一部からは「韓国経済が難しい中でちょっとうれしいニュース」「韓国経済の役には立つ」と肯定意見も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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