日本は来年のGW10連休!でも「うれしくない」人たちがいる―華字紙編集長

Record China    2018年12月23日(日) 19時40分

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19日、中国のポータルサイト・今日頭条に、日本新華僑報の蒋豊編集長のコラム記事が掲載された。写真は日本人。

2018年12月19日、中国のポータルサイト・今日頭条に、日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長のコラム記事が掲載された。

2019年4月、現在の日本の天皇陛下は退位し、同時に皇太子殿下が天皇に即位する。今月14日、「天皇の即位の日および即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」が公布され、2019年4月末から5月初旬は10連休となることが決まった。

記事はまず、「10連休は日本の旅行業界にとって『グッドニュース』だ。日本のある大手旅行会社が公表したデータでは、2019年のゴールデンウイーク期間中の海外旅行の予約数はすでに通常のゴールデンウイークの3倍となっており、特に欧州への旅行は5倍となっている」と紹介。ある在日中国人に話を聞いたところ「短期間の連休では移動時間がもったいなく遠くへ行かないが、今回のように長い連休を利用すれば遠い国へも行ける」と語ったという。

だが、朝日新聞によると、12月15日から16日にかけて全国世論調査(電話)で、10連休について訪ねたところ「うれしい」と答えたのは35%、「うれしくない」と答えたのは45%だった。記事はこれを受けて「10連休を喜んでいる人たちばかりではない」と伝えている。

同調査では特に女性の28%が「うれしい」、51%が「うれしくない」と答えていた。記事は「女性は家庭を切り盛りする立場として、10連休というのは10日間連続で家族の世話をしなければならないということ。1日3食用意し、出かけるなどの計画も立てなくてはならない。通常は夫は仕事、子どもは学校に行っているので自分の時間ができるが、主婦にとってはまさに『10連勤』と同じである」と論じている。

記事はこの他、「日割りで給料をもらう非正規労働者たちにとっても、10連休は『稼げない』ことを意味する。『10連休に何をしようか』などとのんきなことは考えていられないだろう」と指摘。また、サービス業の人たちが「うれしくない」と答えた割合が高かったことを挙げ、「通常よりも忙しくなるからだろう」とした。

一方、「10連休を最も楽しみにしているのは『若者』である」とし、その理由を「大学生であれば休暇を利用してアルバイトや旅行に行けるし、独身の会社員であれば友人と旅行へも行ける。既婚の男性なら、家でゆっくり過ごすことができる」とした。

記事はさらに、「正規労働者か非正規労働者か、『男は外、女は中』の家庭なのかどうかなどで、10連休の捉え方が変わる」と指摘。その上で「10連休はそもそも一部の人が休む時間を犠牲にし、別の人がその犠牲を享受し休めるもの」とし、「泣いても笑っても10連休はやってくるのだ」と結んだ。(翻訳・編集/和田)

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