「旭日旗は教育用」=韓国人生徒の撤去要求を拒否したカナダの学校が物議

Record China    2018年11月20日(火) 6時30分

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19日、韓国・オーマイニュースによると、カナダ・バンクーバー近郊のラングリー市にあるセカンダリースクールの教室に掲げられた「旭日旗」が物議を醸している。写真は旭日旗。

2018年11月19日、韓国・オーマイニュースによると、カナダ・バンクーバー近郊のラングリー市にあるセカンダリースクール(中高一貫校)の教室に掲げられた「旭日旗」が物議を醸している。

カナダと北米地域で影響力のある請願サイト「チェンジ(www.change.org)」に18日、同校に通う韓国人生徒ムン・ビョンジュンさんからの請願が掲載された。ムンさんは「学校の教室に旭日旗が掲げられている」とし、「学校に旭日旗を撤去させるため協力してほしい」と訴えた。

ムンさんは最近、同校の201教室で旭日旗を発見し、友人とともに担当教師に撤去を求めたという。しかし担当教師からは「歴史教育の一環であるため撤去できない」との回答が返ってきた。これに納得できないムンさんらはその後もメールで抗議を続け、担当教師から「話し合おう」と提案を受けたが、「話し合う問題でない」と判断し、同サイトで「日本の帝国主義の蛮行」を知らせることにしたという。

ムンさんは請願で「多くの人が第2次世界大戦におけるヒトラーの行為を反人間的な犯罪と認めているが、日本の帝国主義の蛮行については同じ基準で考えていない」と指摘し、「日本のファシズムは韓国、中国、フィリピン、インドネシアなど多くの国にとって恐怖の対象だ」と訴えた。また「日本はこうした問題について心から謝罪せず、むしろ自国の帝国主義を誇らしい歴史として考えている」とし、「2015年に韓国の元慰安婦に謝罪した時も、誠意が感じられず多くの韓国人を怒らせた」と説明。その上で「残忍な過去を象徴する旭日旗を教室に掲げるのは適切でない。旭日旗を認める学校は、人種差別主義や性差別主義も認めるだろう」と主張した。

同請願にはカナダや北米地域に住む韓国人らから賛同の声が上がっており、19日午前9時50分現在で同意者は7400人を超えているという。

これについて、韓国のネットユーザーからは「カナダにいる韓国の若者たちに拍手」「彼らは真の愛国者。韓国の議員より1万倍素晴らしい」「立派だ。日本の正しい歴史を広めてほしい」など称賛の声が上がっている。

また「教師が歴史をちゃんと理解していないの?旭日旗が戦犯旗ということも知らない教師に教わる生徒たちがかわいそう」「これが現実。外国人は全く気にしていない」「教師は日系?偏った歴史教育をしてはいけない。事実をそのまま伝えるべきだ」「隣にナチスの旗も掲げるなら認めてあげる。その教師は批判を恐れて許可できないだろうけど」など学校への批判の声も多い。

一方で「カナダに行ったらカナダの考えに合わせるべき」「教育の資料として使っているのになぜ問題になる?」と主張する声や、「感情的になり過ぎ。撤去してほしいなら討論して説得すればいい」「討論に応じないのは、自分たちの主張が間違っていると言っているようなもの」と指摘する声も。中には「なぜ抗議するのはいつも韓国人なの?他の被害国は歴史を学んでいないの?それとも関心がないの?」と疑問を呈する声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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