文大統領が日米をパッシング?韓国で懸念の声高まる

Record China    2018年11月14日(水) 20時40分

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14日、韓国・朝鮮日報は「ペンス副大統領はコリアパッシング、文在寅大統領は日米をパッシング?」との見出しで、韓国の外交状況を懸念した。写真は文大統領。

2018年11月14日、韓国・朝鮮日報は「ペンス副大統領はコリアパッシング、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は日米をパッシング?」との見出しで、韓国の外交状況を懸念した。

記事によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に出席するためシンガポールに到着した。

文大統領は14日にロシアプーチン大統領と会談し、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれるパプアニューギニアでは中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と会談する。文大統領はプーチン大統領との会談で北朝鮮の非核化に向けた制裁緩和問題を議論するとみられている。

一方、今回の歴訪中、日韓首脳会談は見送られる見通し。歴史問題をめぐる日韓関係の悪化が原因とみられている。大統領と米国のペンス副大統領との会談も調整中だが、実現するかは未知数という。記事は「文大統領が中ロの首脳とだけ会談し、日米と会談しなかった場合、対北朝鮮制裁をめぐる『日米対中ロ』の構図において、韓国が中ロ側につくという認識を与えかねない」と懸念を示している。これに対し、韓国大統領府は「ペンス副大統領との会談が確定していないのはスケジュール調整のためであり、他の理由はない」とし、「意図的な米国パッシングではない」と説明したという。

しかし、韓国大統領府周辺では「国際社会に対北朝鮮制裁緩和を呼びかけている文大統領は、北朝鮮への圧力強化を望む米国との会談を負担に感じているのではないか」との見方も出ているという。

13日に日本を訪問し、安倍晋三首相と会談したペンス副大統領は、北朝鮮の非核化に向けた制裁維持を改めて確認した。その後シンガポール、豪州、パプアニューギニアを回るが、韓国訪問の予定はないという。尹徳敏(ユン・ドクミン)元国立外交院長は「今の状況でさらに日米との足並みが乱れれば、韓国の外交政策はさらに厳しくなる」と指摘している。

これに、韓国のネットユーザーからも「文大統領は韓国ではなく、北朝鮮のために外国の首脳たちに会いに行っている感じ」「文大統領がパッシングしているのではなく、されているのでは?」「ペンス副大統領は文大統領を北朝鮮の子分とみているようだ」「文大統領は事実上、米韓同盟を破棄して反米を実践している」などと懸念する声が続出している。(翻訳・編集/堂本

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