金正恩氏の年内訪韓はあり得ない?あることが原因―米華字メディア

Record China    2018年12月7日(金) 9時50分

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6日、多維新聞は、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の訪韓時期について一部メディアが今月の「12~14日」や「18~20日」と伝えていることについて、「可能性は低い」とする韓国紙・中央日報の記事を引用して伝えた。資料写真。

2018年12月6日、米華字メディア・多維新聞は、最近いくつかのメディアが金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長について「韓国政府、12~14日答礼訪問を打診」「青瓦台(チョンワデ、大統領府)、18~20日に答礼訪問を打診」などと報じていることに対し「可能性は低い」とする韓国紙・中央日報の記事を引用して伝えた。

記事は、韓国政府関係者による「13~14日の間、ソウルタワーの予約を受けないよう要請している」「18~20日のグランドウォーカーヒルホテルのスイートルームは予約不可能」とする話を紹介し、これは「韓国政府が金委員長の訪韓実現に全力を挙げていることを暗示している」と伝えた。

その上で記事は、ソウルタワーは「韓国の発展ぶり」を見せやすく、またグランドウォーカーヒルホテルは今年2月の平昌冬季五輪の際に金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)労働党副委員長一行が泊まっていた場所である、と紹介。

記事によると、青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は11月30日、「さまざまな可能性を考え準備を進めているが、(金委員長の訪韓は)決定事項ではない」とコメントしたという。また、尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官は「18~20日は事実ではない。金委員長の訪韓が年内・年始のいずれになるにせよ、北朝鮮側の決定が重要だ」と発言したことが伝えられている。

12月17日は金正恩氏の父の故・金正日(キム・ジョンイル)総書記の命日である。記事は、韓国の情報機関による「命日の次の日に訪韓という可能性は低い」との予測を紹介。さらに、「金委員長は今年9月に平壌で文在寅(ムン・ジェイン)大統領に年内訪韓を約束したが、第2回米朝首脳会談の先送りにより、年内の訪韓意義が曖昧」と指摘し、「訪韓時、保守陣営の大規模の反発デモも懸念要素であり、北朝鮮が容認できない『最高尊厳』に対する冒とくである」と伝えている。

記事は最後に、「北朝鮮の特殊性を考えると、もし金委員長が訪韓するとなればその通知は『電撃的』になるのでは」との予測を示している。(翻訳・編集/和田)

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