アジア最速の蘇炳添、日本のNo.1ライバルのアイドルになる―中国メディア

Record China    2018年11月13日(火) 9時40分

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11日、中国のスポーツメディアの騰訊体育は、陸上男子100メートルで今年アジアタイ記録となる9秒91を2度もマークしている中国の蘇炳添について「日本のNo.1ライバルのアイドルになった」とする記事を掲載した。写真は蘇炳添。

2018年11月11日、中国のスポーツメディアの騰訊体育は、陸上男子100メートルで今年アジアタイ記録となる9秒91を2度もマークしている中国の蘇炳添(スー・ビンティエン)について「日本のNo.1ライバルのアイドルになった」とする記事を掲載した。

記事はまず、日本の陸上男子短距離の山縣亮太がこのほど、蘇炳添に「宣戦布告」したと報じた。

日本メディアによると、山縣は11日、東京都内で陸上教室に参加し、子どもたちからの質問に答える形式のトークショーで「戦ってみたい選手」を問われ、「中国の蘇炳添選手」と即答。「(ジャカルタ)アジア大会で負けた蘇選手の走りから刺激を受けて自分の調子も上がった。もう一度リベンジしたい」と語ったという。

記事は、「山縣はこれまでずっと、2015年と17年の2度の世界選手権で決勝進出を果たしている蘇をライバル視してきた」とし、ジャカルタ・アジア大会で日本選手団の主将を務めた山縣が大会を迎えるにあたり、「出陣」と「出し尽くす」という2つの意味を込めた造語の「出尽」という言葉をしたため、アジアの猛者を破って金メダルを手にし、世界との距離を詰めるために完全燃焼を誓ったとするエピソードを紹介した。その上で、「だが決戦の夜、蘇はスタートからライバルにいかなるチャンスも与えず、ずっしりと重い金メダルで、自らがアジアの真の王者であることを証明した」と伝えた。

記事によると、山縣は陸上教室でのトークショーで、アジア大会のスタートで蘇に10~20メートル前に行かれたことについて、「やはりスタート速いなと感じた。スタートでどれだけ前に出られるかがその後に影響する。(蘇とは)スタートで張り合おうと思ってます」と語ったという。

記事は、こうした山縣の発言を紹介した上で、「戦ってみたい相手に迷うことなく『中国の蘇炳添選手』と即答したことは、蘇が日本の短距離界の第一人者のアイドルになったことを意味している」と結んだ。(翻訳・編集/柳川)

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