2018年11月10日、中国紙・環球時報によると、早期実現が期待されている日中韓FTAについて、中国現代国際関係研究院の劉軍紅（リウ・ジュンホン）研究員は「その潜在力は計り知れない」と指摘した。以下はその概要。

上海で開催された第1回中国国際輸入博覧会では、日本や韓国から参加した企業が目立ち、日中韓3カ国の貿易がさらに巨大な潜在力を持つことをうかがわせた。

今年の3カ国の経済規模は20兆9000億ドル（約2379兆円）に上る。これは日本が主導するTPP11よりも10兆ドル以上大きく、米国が主導する米国・メキシコ・カナダ協定（USMCA）に匹敵する規模であり、その潜在力は計り知れない。

日中韓FTAはいくつかの理由で実現が遅れているが、3カ国が対等な立場で協力できれば、経済的なメリットだけでなく、さまざまなリスクを分散・回避することも可能になる。（翻訳・編集/岡田）