中国初の「無人ミサイル艇」公開、関係者「上陸作戦にも有効」―珠海航空ショー

Record China    2018年11月8日(木) 8時50分

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6日に始まった第12回中国国際航空航点博覧会(珠海航空ショー)で、中国初の無人ミサイル艇「瞭望者II」が披露された。ミサイル4発の搭載が可能で、関係者は「上陸作戦にも有効」などと説明した。中国新聞社などが報じた。

6日に始まった第12回中国国際航空航点博覧会(珠海航空ショー)で、中国初の無人ミサイル艇「瞭望者II」が披露された。ミサイル4発の搭載が可能で、関係者は「上陸作戦にも有効」などと説明した。中国新聞社などが報じた。

民用無人船艇を開発してきた珠海雲洲智能科技が公開した。同社は今回の珠海航空ショーで無人船艇8種を出展した。記事は、無人ミサイル艇「瞭望者II」は最も重要な出展品との見方を示した。

「瞭望者II」はごく最近になり、ミサイルを発射し標的に命中させる実証試験にも成功した。無人ミサイル艇はこれまでに、イスラエルが開発した例があるだけという。

「瞭望者II」の開発には、雲洲聯合西安現代控制技術研究所と華中光電技術研究所が共同で取り組んだ。艇の全長は7.5メートル、全幅は2.7メートル、排水量は3.7トン。最高速度は45ノット(時速約83キロメートル)で、22ノット(時速約41キロメートル)で航行した場合の航続距離は310カイリ(約570キロメートル)。

波高が2.5メートル程度までなら使用でき、航行モードは全自動、半自動、遠隔手動操作、手動が選べるという。艦首にはミサイル4発の連装発車装置を搭載。ミサイルは画像認識により目標に向かい、最大射程は5キロメートルという。

珠海雲洲智能科技の責任者は「瞭望者II」について、「海島や海岸線のパトロールに用いれば、海上の中小の目標を正確に攻撃できる」「上陸作戦の場合には(陸上の)固定された目標、(固定されていなくても)大型目標などに対して相手を無力化する集中攻撃ができる」などと説明した。(翻訳・編集/如月隼人

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