小さな路地を曲がると…、日本の居酒屋体験記―中国メディア

Record China    2019年8月3日(土) 22時30分

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1日、燕趙晩報に、日本の居酒屋体験を紹介する文章が掲載された。写真は居酒屋。

2019年8月1日、燕趙晩報に、日本の居酒屋体験を紹介する文章が掲載された。以下はその概要。

夜も深まり、にぎやかな東京の人の流れを抜け、目立たない小さな路地を曲がると、周囲の音はだんだん小さくなる。それほど遠くない所に提灯の灯りが見えたら、そこが目的地だ。青地に白い花の描かれた暖簾(のれん)の向こうには、木製の引き戸が見え、風が抜けると風鈴が軽やかな音を立てる。

引き戸を開けると、中からビールの香りが漂ってきて、耳には店主の温かな「いらっしゃいませ」の声が聞こえてくる。目の前の先客たちは、微笑みながら乾杯をしており、白熱電球の灯りが店全体を温かな色合いに染めている。「いつもの」という注文の仕方は、客と店主との長年の関係でできた暗黙の了解だ。座席に座ると、熱いおしぼりとお通しが一緒に出てくるが、おしぼりで汚れをぬぐい、お通しで食欲増進となる。お酒とつまみが運ばれてくると、すっかりリラックスした気分となり、一日中抑えていた話の出口を見つけたかのようだ。

国際情勢や社会の変化、上司や同僚、家族、友人などについて語る。時はあっという間に過ぎ、見知らぬ酒の友たちと徐々に打ち解ける。店主は言葉数が多くなく、時折一言口にするだけだが、それが人に知恵を与え、明るくさせる。スタンダードな料理はどれも飽きることなくおいしいが、時々裏メニューを開発したくなる。

日本の居酒屋には、路地裏に隠された「庶民の美食」があり、忙しい日本人に自分だけの夜を提供している。居酒屋はネット有名人が必ず立ち寄る場所の1つとして、多くの外国人旅行者も訪れており、近距離から観察することで日本人を理解し、日本の美食や美酒を楽しみ、独特の日本文化を体験することができる。(翻訳・編集/山中)

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