2018年10月22日、中国のポータルサイト・捜狐（Sohu）に掲載された記事によると、高価だが性能だけでなくデザイン性にも優れる家電ブランド・ダイソンは世界各国で人気を得ているが、韓国では人気が高いのはダイソンだけではないという。

性能もデザインも優れるダイソンの製品は、買いたいと思っているが、お金がなくて買えないという人は少なくない。そこで、そうした人たちがこぞって買っているのが、「チャイナ」と「ダイソン」を足して割った「チャイソン（Chyson）」と呼ばれる中国の製品群だという。

かつての中国製は、安価なことだけが取りえの粗悪品の代名詞だったが、製造業全体の質が底上げされた今では状況は一変し、市場をリードするほどの存在になっている。

韓国でのチャイソン人気も、ただ価格が安いというだけでなく、性能もデザイン性も優れているからこそなのだという。

例えば、特に人気のある「世豪F150」というドライヤーはダイソンの製品にうり二つというほどよく似ている。パクリと言えばそれまでだが、ドライヤーとしての性能も質感も申し分なく、パッケージや付属品も含め、高級感すら漂う。

ネット上での評価も、「性能はダイソンと同等なのに、値段は10分の1」「いい意味で期待を裏切られた」など総じて良く、チャイソンブームに火が付いているという。（翻訳・編集/岡田）