中国のスポーツメディア・新浪体育は14日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）アカウントで、サッカーの元ロシア代表選手2人が韓国系の男性に暴行を加えた際、「中国に帰れ」とののしっていたと伝えた。

新浪体育は台湾メディアの報道を引用。ロシアリーグのゼニトに所属するアレクサンドル・ココリン容疑者とクラスノダールに所属するパベル・ママエフ容疑者は8日、モスクワ市内のカフェで、韓国系ロシア人で公務員のデニス・パクさんに暴行を加えた。2人は警察に逮捕されており、最高で懲役5年の判決が下る可能性があるという。

先の報道で、2人がパクさんに対して「人種差別的な言葉」を浴びせたとされていたが、目撃者の話から「中国人は自分の国に帰れ！」などと発言していたことが発覚。2人はパクさんを中国系と勘違いしていた可能性がある。

この報道に、中国のネットユーザーからは、「狙ったのは中国人、韓国系の彼はとばっちりだな」「罵倒されていたのは中国…なんて言ったらいいのか」「韓国は中国の領土だから。こう解釈していいかな？」「中露は兄弟じゃなかったのかい？」「ロシア人って実はあまり中国に好感持ってない」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）