日本サッカーはどうやって新人を育てているか―中国メディア

Record China    2019年5月12日(日) 18時0分

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11日、新浪体育は、日本サッカーはどうやって新人を育てているかについて分析する記事を掲載した。資料写真。

2019年5月11日、新浪体育は、日本サッカーはどうやって新人を育てているかについて分析する記事を掲載した。

記事は、今月末に開催されるU-20ワールドカップ(W杯)で、日本は3人の主力選手を起用せず、この3人を6月中旬の南米選手権でA代表として参加させる方針であることを紹介。「U-20W杯で世界一になれないかもしれないリスクを冒してまで、若い選手をA代表でプレーさせるとは、なぜ日本はこんなにも自信があるのか」と質問を投げかけた。

この3人とは17歳の久保建英、20歳の安部裕葵、19歳の大迫敬介で、記事は「3人は、日本がU-20W杯出場権を獲得するのに貢献した選手たちだ」とし、特に久保について、「和製メッシ」と呼ばれており、「天才」だと紹介。U-17とU-20W杯に参加した時には15歳に過ぎず、10歳の時にFCバルセロナと選手契約を結んだが、バルセロナの規定違反で帰国せざるを得なくなったことを伝えた。

その上で記事は、これら3人の主力を外す背後には、「日本代表の大規模な新旧交代という偉大な計画」があると分析。W杯ロシア大会後、日本は若い選手を主力とすることに決め、年初のアジア杯では、岡崎慎司や香川真司などのW杯に貢献した選手を外し、20歳の堂安律や24歳の南野拓実、中島翔哉を入れ、「平均年齢はW杯の時より3歳若くなった」と指摘した。

さらにこうしたA代表の新旧交代は「系統だった仕事だ」と分析。若い選手がA代表に入ることで、もっと若い選手が今回のU-20W杯に出場することができ、17歳の西川潤もその1人だと紹介した。

記事はまた、「日本には豊富な新人輸送システムがある」と分析。学校のサッカー部のほか、各プロクラブの下部組織や、各種のキャンプがあり、久保建英がFCバルセロナと契約を結んだのも、小学2年生の時に横浜で開かれたバルセロナキャンプに参加しMVPに選ばれたことがきっかけだったと伝えた。

そして記事は、「日本サッカーの目はずっと先に向けられている。W杯が終わればすぐに新旧交代を始め、全面的かつ系統的、確実に実施する。上を見ると若者にチャンスを与え、下を見ると進んで通過させるコーチがいて、A代表もクラブも明確な目標がある」と分析。一方で、「われわれの方は、若い選手のためにいろいろ考え、出場時間を増やし、合宿を行い、全国リーグを開いても、効果が表れない」と嘆いた。そして結論として、「日本サッカー協会は『player first』を提唱しており、若い選手の成長のカギはこれなのだろう」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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