故宮城壁の南北の通り抜けが可能になり、4分の3が俯瞰可能に―中国

人民網日本語版    2018年10月12日(金) 1時20分

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大型連休中、故宮博物院を訪れた来場者は、故宮の城壁を南北に貫く新たな参観ルートを体験できるようになった。また、城壁の上からは、紫禁城の4分の3を俯瞰できるようになり、「神秘のベールに包まれている」未開放エリアまでも眺めることができるようになった。

国慶節(10月1日、建国記念日)の大型連休中、故宮博物院を訪れた来場者は、故宮の城壁を南北に貫く新たな参観ルートを体験できるようになった。また、城壁の上からは、紫禁城の4分の3を俯瞰できるようになり、「神秘のベールに包まれている」未開放エリアまでも眺めることができるようになった。北京晩報が伝えた。

故宮博物院の単霽翔(シャン・ジーシアン)院長は、「今回新しく開放された城壁には、故宮南側にある午門から南西角楼までが含まれている。来場者は南西角楼を近くから鑑賞できるだけでなく、近く新たに開放される予定の南大庫家具館エリアまで俯瞰できる。同時に、南北を高さある『スカイルート』でつなぐ際の重要なポイントとなる東華門城楼から東北角楼までの城壁が開放されたことで、故宮の東城壁のルートが全てつながった」と紹介した。

故宮の城壁は中国に現存する最大規模で、また保存状態が最も完全な皇室宮殿の城壁で、全長3437.6メートル、城壁の上の幅は6.63メートル、下の幅は8.55メートル、高さ9.3メートルとなっている。現在までに南、東、北の3方向の壁が全て開放されている。城壁の保護と来場者の安全を考慮して、開放された城壁には幅約1.5メートルの木製桟道が敷設され、桟道の両側には安全用ガードレールが設けられている。来場者は、城壁の上から、紫禁城の4分の3を俯瞰して、紫禁城の南北方向の景観を堪能できると同時に、「神秘のベールに包まれている」未開放エリアを垣間見ることもできる。

故宮が開放している城壁の「立体交通」システムは、主に、神武門での来場者の混雑緩和を目的としており、来場者の流れの分散を実現している。南、北、東の城壁が開放されてつながったことで、午門から神武門にいたる城壁は、南北方向に開通し、来場者は一方通行での参観ルートをベースに、西、東、南にそれぞれ向かう「回遊」ルートを見学することができ、参観ルートの多様化を実現している。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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