タイ、中国人観光客殴打事件で速やかに謝罪=「韓国ネットはうらやむ声」と中国メディア

Record China    2018年10月2日(火) 13時50分

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1日、タイのバンコクにあるドンムアン空港で中国人観光客が殴打された事件に関連し、韓国のネットユーザーの反応を紹介する記事が、百度(バイドゥ)に掲載された。写真はタイ。

2018年10月1日、タイのバンコクにあるドンムアン空港で中国人観光客が殴打された事件に関連し、韓国のネットユーザーの反応を紹介する記事が、百度(バイドゥ)に掲載された。

報道によると、9月27日夜、ドンムアン空港の警備員がチップの支払いをめぐって入国を拒否された中国人男性と衝突した。事件を受けて、タイ首相官邸の報道官は、プラユット首相が心からのおわびを述べるとともに、訪タイ中国人観光客からの信頼をできるだけ早く回復するよう指示したことを明らかにした。

記事は、「タイでは、首相が速やかに謝罪するなど、影響の拡大を抑制する積極的な動きを見せた。今回の対応の早さは、7月にプーケットで起きたボート転覆事故を教訓としたものと見られている。ボート転覆事故では中国人観光客を中心に多くの犠牲者が出た。タイにとって中国人観光客は重要な収入源であり、中国人がタイに対してマイナスイメージを抱けば、観光産業や関連産業に大きなダメージとなる。しかも、ちょうど中国は建国記念日(国慶節)の大型連休に入る直前だった」とした。

その上で、「今回のタイでの殴打事件に注目しているのが、中国人観光客を取り戻す手だてを模索し続けている韓国だ」と指摘。「タイが下手を打てば、一部の中国人観光客がタイに行くのをやめ、韓国に行き先を変えるかもしれないとの見方も出ている。韓国では高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備問題以来、中国人観光客は戻らないままとなっている。中国の建国記念日フィーバーは世界中に影響が広がっているのに、韓国だけがかやの外だと伝えるメディアもある」とした。

そして、韓国のネット上では、「もし韓国人がタイで同じような事件に遭ったとしても、これほど速やかな謝罪は期待できないだろう。結局のところ経済力、金の力だ」と自嘲まじりのコメントまで書き込まれていると伝えた。(翻訳・編集/岡田)

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