日本でも起きてる中国人のマナー問題、しかし時として恐ろしいのは海外メディアではなく中国ネット―中国メディア

Record China    2018年9月29日(土) 13時10分

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26日、中国人観光客が海外で起こすマナー問題をめぐり、参考消息は「時として恐ろしいのは海外メディアより中国のネットユーザー」と論じる文章を発表した。写真はスイスで撮影されたマナー違反。

2018年9月26日、中国人観光客が海外で起こすマナー問題をめぐり、参考消息は「時として恐ろしいのは海外メディアより中国のネットユーザー」と論じる文章を発表した。

文章はまず、スイスで報じられたばかりのマナー違反について、「事件の真相が明らかになる前に『中国のおばちゃん』がバッシングを受けた」と説明。この問題はアジア人と見られる女性観光客2人が紙のようなもので白鳥の気を引いたり、白鳥の首を乱暴につかんだりしたというもので、文章は現場で撮られた映像から「ちょっと待って」との中国語が聞こえる点を指摘した上で、「最初に報じた現地紙は観光客の肌の色、国籍に触れていないが、別のスイスメディアは違う見方をした」と伝えた。

文章によると、このメディアはタイトルに「中国のおばちゃん」の文字を据え、「観光客2人は(中国語の)普通話を話している」と紹介。映像に登場する紙のようなものは「紙幣」と報じたそうだ。

文章は「真相はまだ分かっていないが、こうした読み解きは恥ずかしい事実を浮かび上がらせている。それは一部中国人観光客が海外で起こすマナー違反が世界の不満を呼んでいるということだ」と日本の空港で起きた「国歌大合唱騒ぎ」などに触れる一方、「時として海外メディアの批判以上に厳しいのが中国のネットユーザーの攻撃」と指摘。その例として、エジプト・ルクソールにある神殿に「○○、ここに参上」と落書きした人物がネットユーザーによって突き止められ、両親が謝罪する事態になったケースを挙げた。

文章は「同胞のマナー違反に対する激しい怒りの背景には、外部から悪い評価を得ることや、誤解、偏見、差別が生まれることへの焦りがある」と説明し、ここ数年は海外旅行慣れが進んだことでマナーにも改善が見られること、北京外国語大学の専門家から現在のマナー違反は「素養」ではなく「文化的な違い」と関連付けるべきとの声が上がったことなども紹介している。(翻訳・編集/野谷

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