2018年9月24日、四川在線によると、四川省人民病院救急科の医師である康暁征（カン・シャオジョン）さんが22日、英国での研修に参加するためにエールフランス航空AF0125便に搭乗した際、シベリアの上空で急病になった19歳の韓国人女性の命を救った。

記事によると、康さんは急病人発生を告げる機内アナウンスを聞き、すぐに乗務員に自分が医師であり、応急処置が可能であることを伝えた。乗務員は康さんが消化器系の医師であり、英語が流ちょうであることを確認後、康さんの職場登録、写真撮影、医師免許や学歴証の確認など必要な手続きを済ませ、患者の同意を得た。

詳しく検査したところ、女性が急性胃炎を伴う低血圧であることが判明したため、乗務員のサポートを受けながら女性に機内に備えられた応急処置用の薬と白湯を飲ませた。すると、30分後には病状が回復したという。

目的地に到着し、康さんが飛行機を離れる準備をしていた時、同社の乗務員は正式に謝意を表し謝礼を渡すために改めて詳細な情報を登録したいと康さんに申し出た。それに対し、康さんは「自分は医療従事者として患者さんにわずかな手助けをしただけです。同社の乗務員の慎重な仕事ぶりと医師に対する敬意には驚いています」と述べたという。（翻訳・編集/南部）