日本で暮らしながら生みの親探す中国出身女性、27年たってようやく「そっくりな家族」見つかる―中国紙

Record China    2018年9月20日(木) 10時10分

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19日、紹興日報は、日本で暮らす中国出身の女性が27年もの歳月をかけて生みの親探しを続けていることを報じた。資料写真。

2018年9月19日、紹興日報は、日本で暮らす中国出身の女性が27年もの歳月をかけて生みの親探しを続けていることを報じた。

記事によると、この女性は21歳の時に留学生として上海から日本にやって来た陳文華(チェン・ウェンホア)さん。現在は娘を持つ母親で、養親に育てられたという事実を知ったのは19歳だった27年前のことだそうだ。最近になって中国のボランティア団体から「陳さんの状況と似た家族が浙江省諸曁市で見つかった」との連絡が入り、緊張した日々を送っているという。

陳さんは養親の友人から聞いた話として「ある夏の日、江西省から上海に向かう列車が金華あるいは諸曁に停車した際、赤ちゃんを抱いた1人の女性が乗って来た。その赤ちゃんが私」と語っており、その女性は列車が杭州に近付く頃、車内にいた男性職員に「(駅に着いたら)外を歩いてきます」と言って陳さんを預けたそうだ。陳さんは列車が上海に到着した後、鉄路局の託児所に預けられたが、今となってはその男性職員を探すことも難しいという。

陳さんはまた、日本で結婚するも娘が生まれてすぐに夫、養父母が相次いで他界したことも明かしており、記事は異国で実の親に思いをはせる陳さんの心情にも言及。これまでに出生地や本名を知ることはできたが、親につながる情報は少なく、陳さんが絶望に近い状態だったことも紹介した。

ただ、中国から入った連絡は「陳さんと似た状況の3家族が見つかった。そのうちの1家族は特に似ている」というもので、陳さんを支援するボランティアらも「1日も早く良い知らせを届けたい」と考えているそうだ。(翻訳・編集/野谷

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