Record China 2018年9月19日(水) 11時20分
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18日、米華字メディア多維新聞は、ロシア軍のIl20飛行機がシリア沖上空でシリア政府軍防空ミサイルに誤って撃墜され、15人が死亡したと報じた。写真はプーチン大統領。
2018年9月18日、米華字メディア多維新聞は、ロシア軍のIl20飛行機がシリア沖上空でシリア政府軍防空ミサイルに誤って撃墜され、15人が死亡したと報じた。
ロシア国防省によると、17日午後11時(モスクワ時間)ごろ、Il20飛行機1機がシリア・フメイミム空港に戻る途中の沿岸から35キロの地中海上で通信が途切れた。ほぼ同じ時間にイスラエル空軍のF16戦闘機4機がラキタヤ市街地のシリア政府軍拠点を攻撃しており、シリアの防空システム範囲内にいたIl20がS200防空ミサイルによって撃墜され、ロシア軍兵士15人が死亡したという。
同省は「イスラエルの空中管制システムがIl20を発見できなかったということはあり得ない。イスラエルはシリアのロシア軍司令部に行動計画を通知することなく、空爆の1分足らず前に『ホットライン』で情報を知らせてきただけだ。Il20は安全空域への退避をしようがなかった」と指摘。イスラエルの行為には敵対的性質があり、報復行為を行使する権利を留保するとの姿勢を示したという。
一方で、イスラエル軍側は犠牲となった15人の乗組員に対し哀悼の意を示す声明を発表している。
ロシアのプーチン大統領は18日、「トルコの戦闘機が意図的にわが国の航空機を撃墜した時とは情況が異なる。悲劇的な偶然の連鎖だ。イスラエル機にロシア機を撃墜する意図はなかった」とコメントしたという。(翻訳・編集/川尻)
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