F22とSu35が衝突したら、F22は必ず劣勢になる―米メディア

Record China    2018年9月18日(火) 23時10分

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17日、環球時報によると、F22戦闘機とSu35戦闘機が衝突した場合、F22が不利な状況になると米メディアが報じた。写真はF22。

2018年9月17日、環球時報によると、F22戦闘機とSu35戦闘機が衝突した場合、F22が不利な状況になると米メディアが報じた。

記事は、米誌ビジネス・インサイダー電子版の15日付報道を引用。11日にロシア空軍のTu95戦略爆撃機2機がSu35戦闘機2機に護衛されながらアラスカ付近の空域を巡航し、米軍がF22戦闘機2機を派遣して追跡監視を行ったことについて、同誌の専門家は「もし戦闘になれば、F22は不利な状況になる。F22は全方位のステルス性で有意に立つが、これは警戒や駆逐の任務中では決定的な作用を発揮できない。一方、Su35は近距離での戦闘で最高の機動性を発揮するとともに、より多くのミサイルを搭載できる」と評したという。

専門家によると、ステルス性を高めるために武器が機体内に隠れているF22は、相手を警告を発する際に武器をちらつかせての威嚇ができない。また、F22が強みを発揮するのは相手のレーダーから捉えられない状況での話であり、相手の戦闘機を追跡監視中に生じる戦闘では最大の強みが発揮できないとのこと。ただ、高い機動性を持つSu35も、決してF22との戦闘で簡単に勝てる訳ではなく、最終的にはパイロットが戦闘機の強みを最大限に生かせるかどうかに懸かっているという。

記事は「この結論はロシアメディアを大いに興奮させた」として、ロシア紙RBCデイリーが16日に「Su35はアジア地域の米空軍にとっては『最もひどい悪夢』になる」と評したことを紹介。一方で、中国の専門家は「ビジネス・インサイダーが示したのは極端な事例であり、F22が必然的に不利になるという結論を下すには早すぎる」と指摘した。

この専門家は同時に「この事例は、第5世代戦闘機が第4世代に対して圧倒的な優位に立つというのが決して絶対的な話ではないことも表している。特定の戦闘状況では第5世代の優位性が削がれたり、消えたりする可能性があるのだ」とも論じている。(翻訳・編集/川尻

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