「慰安婦像に蹴り」の藤井氏が辞任、所属団体が謝罪―中国メディア

Record China    2018年9月13日(木) 10時20分

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12日、日本の民間団体「慰安婦の真実国民運動」の幹事である藤井実彦氏が台湾に設置された慰安婦像に蹴りを入れたとされる問題で、同団体は、謝罪の声明を発表し、藤井氏から幹事を辞任する申し出があったことを明らかにした。写真は慰安婦像に蹴りを入れる様子。

2018年9月12日、中国新聞網によると、日本の民間団体「慰安婦の真実国民運動」の幹事である藤井実彦氏が台湾台南市に設置された慰安婦像に蹴りを入れたとされる問題で、同団体は同日、謝罪の声明を発表し、藤井氏から幹事を辞任する申し出があったことを明らかにした。

声明では、藤井氏について「台湾の国民党台南支部が建てた慰安婦像について、公開質問状を同支部宛に届ける役目を担った」とした。

その上で、藤井氏が慰安婦像に蹴りを入れたとされることについて「ネット上に配信された動画・画像などを入念に観察し、藤井氏本人からも事情について聴き取りを行いました」とし、藤井氏が「蹴っていない」などと主張したものの「今ネットに流れている動画・画像を見る限り、藤井氏が慰安婦像を蹴るような素振りをしたことは明らかであり、当人にどんな事情があったとしても、客観的に見て不快感を与える不用意・不適切な行動であったことは間違いないとの結論に至りました。日本人としての品位を損ね、国際儀礼にも反する行為は、私どもとして最も忌み嫌うものであります。代表を派遣した当会としても責任の一端を免れません。今回のことにより不快な思いをされた台湾の皆様に、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

声明ではまた、藤井氏本人から9月11日付で幹事を辞任する申し出があったことを明らかにした上で、「今後も信頼回復が得られるよう、誠意ある取り組みを行ってまいる所存です。台湾の皆様、また日本国内の支援者・関係者の皆様には、何卒ご理解の程、よろしくお願い申し上げます」とした。

中国で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の安峰山(アン・フォンシャン)報道官は12日の定例会見で、この問題について「このような小人物による振る舞いが、中国と台湾の同胞から非難されるのは当然のことだ。歴史の事実をねじ曲げ、日本軍国主義による非人道的な行いを弁護しようとたくらみ、侵略という犯罪行為を美化することは、人類が道徳的に許せる限界に挑戦する行為だ」とコメントしていた。(翻訳・編集/柳川)

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