日本のレストランで食べ残しの持ち帰りがほとんど存在しない理由―中国メディア

Record China    2018年9月10日(月) 9時20分

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7日、茘枝網は、日本の多くのレストランでは、食べ残しを持ち帰ることがほとんどない理由について分析する記事を掲載した。資料写真。

2018年9月7日、茘枝網は、日本の多くのレストランでは、食べ残しを持ち帰ることがほとんどない理由について分析する記事を掲載した。

記事は、「日本には『持ち帰り』や『テイクアウト』という言葉はあるものの、持ち帰りをする文化はない」と紹介。「食事前の持ち帰りは少なくないが、食後の持ち帰りには非常に消極的だ」と伝えた。一方で「中国は食べ残しの持ち帰りを提唱しており、ビールでさえビニール袋に入れて持ち帰ることができるほど、持ち帰りが普及している」と日本との違いを強調した。

日本では持ち帰りがほとんど普及していない理由について、記事は「食べ物の浪費が理由ではない」と指摘。「日本の多くのレストランでは、『食べ切れる量を提供する』という理念から出発しており、1人で食べるのにちょうどよい量になっているため、そもそも食べ残すことが多くない」とした。この点、「中国は食べきれないほど料理を注文するのが習慣となっており、1皿か2皿の料理が残るくらいがちょうどよいとされる」とした。

記事はまた、別の理由として「食品安全の問題が起こるのを恐れること」もあると分析。「仮に客が食中毒になった場合、店の責任が問われ、店の信用や評判に関わってくる」と指摘し、「持ち帰って食べると、再加熱後では味や鮮度が異なるだけでなく、細菌による感染リスクも高くなる。生の食材を使用していればなおのことだ」と伝えた。

では、中国人が日本のレストランで食事をする場合、「日本の文化は分からない」と持ち帰ることができるのだろうか。記事は「持ち帰った食品に安全の問題が起きても店の責任を問わないとする書面に署名すれば持ち帰れるだろう」としながらも、「郷に入っては郷に従えを採用した方が良いだろう」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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