景観が台無し…韓国の都市を悩ませているもの=韓国ネット「不況だから」「なくすべき!」

Record China    2018年8月26日(日) 6時30分

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23日、韓国日報は、韓国の都市の景観を壊している「ある物」について報じた。写真はソウル。

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2018年8月23日、韓国日報は、韓国の都市の景観を壊している「ある物」について報じた。

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記事が指摘するのは「建物の屋上に設置された広告」。見出しで「4年も広告主を募集中」と報じるほど「空き広告」があちこちに目立つという。屋上広告は、2000年代半ばまでは新たな媒体として脚光を浴び、先を争うように設置されたが、今や「みすぼらしい都市の空欄」に転落してしまったという。ソウルの主要地を調査した結果、計70カ所のうち30%を超える22カ所の広告が空き状態だったという。

記事は、空き広告が増えた理由について「景気低迷による広告販売の不振と、モバイルやSNSなどデジタル広告の市場参入」と説明している。不況で広告市場が萎縮した上、広告のトレンドがオンラインに移り、屋上に固定されたアナログ広告の人気が下火になっているという。

空き広告の問題点については「長い間広告が掲載されない場合、赤字にあえぐ会社が施設の整備を行えないため、安全上の問題が出てくる」と指摘している。また「ただでさえ索漠な都市景観をさらに悪化させる」という指摘も出ているという。

これを受け、業界関係者は「景気が良くなっても、すでにオンライン広告が主流になっているため、屋上看板を出す広告主はますます減るだろう」と展望している。

韓国のネットユーザーの間でも「美観にも良くないし、建物のオーナーの懐が寂しくなるだけ。屋上広告はなくすべき」「不況だから広告にお金をかけられない」「そもそも屋上広告は高過ぎ」など否定的な見方が強いようだ。

そのため「看板に課税して。街全体が看板ごみ天国のよう」「6カ月以上広告主が見つからなかったら広告許可を取り消すべき」などと提案する声も上がった。

また、現在韓国では台風19号の直撃が心配されていることから「台風で壊れたら撤去費用、誰かけがしたら治療費を全部持ち主が出してくれるんでしょ?」と寄せるユーザーもいた。(翻訳・編集/松村)

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