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金メダル至上主義が生み出す弊害、選手の多くは引退後貧困に陥る―中国

配信日時:2012年8月10日(金) 21時59分
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9日、国を挙げてスポーツ選手の育成を強化したこともあり、中国は現在開催中のロンドン五輪で米国とメダルランキングで首位争いを繰り広げている。一方で選手への保障は薄く、引退選手が路頭に迷う現状もある。写真は路上パフォーマンスをする元体操選手の張尚武さん。
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2012年8月9日、現在行われているロンドン五輪で、中米はメダルランキングで熾烈な争いを繰り広げ、多くの人の注目を集めている。輝かしい成績を収めている自国を国内メディアは連日報道しているが、元体操世界学生チャンピオンが道行く人からチップをもらうためにパフォーマンスをしていることを報道するメディアはほとんどない。

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中国体育界は近年打倒米国を掲げ、国を挙げてスポーツ選手の育成を強化しており、将来の金メダリストを育てるために、各地から選抜された子供たちに対し、幼少期から英才教育を行っている。その結果、米国と五輪のメダルランキングで互角に渡り合うほどの力を付けた。しかし、金メダルを取れば英雄とたたえられるが、色が違うだけで見向きされないこともある。

また、スポーツで生計を立てられる人は一握りで、多くのプロスポーツ選手は引退後、貧困に陥るという。というのも、中国では選手たちが引退後、一般社会で生活するために必要な知識や技術を教えるシステムがない。そのため、多くのプロスポーツ選手は引退後路頭に迷っている。

中国の元体操選手の張尚武(ジャン・シャンウー)さんも、引退後路頭に迷ったうちの1人だ。2001年に「学生のためのオリンピック」と呼ばれているユニバーシアードに参加し、体操で金メダルを2個獲得した。将来の五輪金メダリストの有力候補だったが、その後故障により引退。体操以外に何も知らない張さんは引退後路頭に迷い、2011年から北京の地下鉄駅付近で路上パフォーマンスを始めた。その後は就職したり共同経営で会社を設立したりとさまざまなことに挑戦したが、どれもうまくいかず、今年8月に再び路上パフォーマンスをしていることが分かった。(翻訳・編集/内山

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