日本が台湾慰安婦像の撤去求める?国民党代表「あり得ません」―台湾メディア

Record China    2018年8月17日(金) 12時30分

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17日、台湾・聯合報は、台南市に台湾初の従軍慰安婦像が設置されたことに対し、日本の台湾交流協会の沼田幹夫代表が国民党の呉敦義主席を訪ねて抗議を行ったと報じた。

2018年8月17日、台湾・聯合報は、台南市に台湾初の従軍慰安婦像が設置されたことに対し、日本の台湾交流協会の沼田幹夫代表が国民党の呉敦義(ウー・ドゥンイー)主席を訪ねて抗議を行ったと報じた。

記事は「台湾初の慰安婦像は国民党の台南市部の近くに設置され、馬英九(マー・インジウ)前総統が除幕式に出席した。日本政府が遺憾の意を示した後、日本台湾交流協会の沼田台湾駐在代表が16日に国民党の呉主席を訪ね、慰安婦像に対する『適切な処理』を求めた。これは言下に『撤去』を望む発言だが、呉氏はその場で『あり得ない』と拒否した」と伝えている。

記事によれば、沼田氏は15日に呉氏との面会を緊急に申し入れたとのこと。国民党本部は、沼田氏が呉氏と面会した際に「馬前総統が除幕式に出席した件について『いささかの意見』を示した」としている。記事は、沼田氏の言い分を「像が設置された台南の繁華街は毎日日本や韓国の観光客が通る場所である。日本はすでに慰安婦問題について謝罪など多くの対応をしており、台湾で最後議論が起こるのを避けたい」とした。

呉氏は沼田氏に対して「歴史を忘れてはならず、戦争や苦痛の記録が未来の平和の礎にもなる。台湾で発生した慰安婦事件に対し、日本政府には正視してもらいたい」と語ったという。

馬前総統の事務所も16日夜、沼田氏が同日午前に馬前総統のもとを訪れ、慰安婦問題に対する日本政府の立場を伝えたことを明らかにした。そして、馬前総統が「日本は台湾人慰安婦に賠償すべき。そのように日本政府に報告してほしい」と申し入れたという。(翻訳・編集/川尻

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