「大日本主義」と「小日本主義」―中国専門家

配信日時:2019年2月9日(土) 6時0分
「大日本主義」と「小日本主義」―中国専門家
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2日、日本新華僑報網は、「『大日本主義』と『小日本主義』」と題する趙新利・中国伝媒大学副教授の文章を掲載した。写真は鳩山由紀夫氏。
2019年2月2日、日本新華僑報網は、「『大日本主義』と『小日本主義』」と題する趙新利(ジャオ・シンリー)中国伝媒大学副教授の文章を掲載した。以下はその概要。

日本の元首相の鳩山由紀夫氏は17年、「脱 大日本主義 『成熟の時代』の国のかたち」を上梓した。鳩山氏は安倍政権の集団的自衛権、中国包囲網、親米政策を批判し、安倍氏の政策が東アジアにおける民族主義を対立させると懸念する。そして、安倍氏の大日本主義に対抗できる政党を待ち望み、東アジア共同体が「脱大日本主義」国家構想の中で重要な役割を果たすことに期待を寄せる。

「日本は中規模国家。歴史的に見ても、今日の経済、社会、人口、国際的地位から見ても大国にはなれない。中規模国家の宿命に従い、『脱大日本主義』国家構想を採用すべき」「『脱大日本主義』の推進には、安全保障理事会の常任理事国入り、原子力発電所の発展を求めず、東アジア共同体を構築することが必要」「政治の目的は人のためになること。経済成長が目的ではない」というのが、鳩山氏の著書の中での指摘だ。同氏は「中華文明の復興にどう付き合っていくかを日本は考えねばならない」との認識も示す。

日本はかつて「大日本主義」を掲げ、対外拡張と侵略に熱を上げた。これに対し、石橋湛山氏(1884~1973年)は「小日本主義」を唱え、平和と発展、アジア近隣諸国との友好を主張。日本が中国東北部に狙いを定めていた頃、同氏は「満州放棄論」を発表し、満州侵略を愚かで危険な行為と非難したのだ。

戦後、石橋氏は日本の平和と発展に力を注ぎ、1956年に首相に就任する。日中友好に尽力し、何度も中国に足を運んだ。同氏死去の際、当時の周恩来(ジョウ・エンライ)首相は「石橋先生は先見の明がある政治家。長年にわたり、日中友好事業に多大な貢献をした。両国の人々は永遠に石橋先生を記念する」という哀悼の言葉を寄せている。

現在の複雑な国際環境において、自制的、科学的な国家構想は人々により大きな感銘を与える。「大日本主義」を真っ向から批判した石橋氏、そして冷静かつ客観的に「脱大日本主義」を示した鳩山氏はまさに人々に感銘を与える人物だ。(翻訳・編集/野谷
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  • ato***** | (2019/02/09 15:07)

    >冷静かつ客観的に「脱大日本主義」を示した鳩山氏はまさに人々に感銘を与える人物だ 石橋湛山氏のことはよく知らないが、鳩山由紀夫は戦後日本のワースト総理の一人である。彼が自民党から政権交代をしなければ、日本と中国の関係もここまで悪くはならなかったはずだ。〈親中政策〉を取って中国とのトラブルを増やすとはどれだけ無能な政治家であろう。
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  • Tom***** | (2019/02/09 10:20)

    確かに戦後は自由貿易体制が確立されたので「小日本主義」は正しかったと思う。ところで、新自由主義が懸念されるほどに自由化しているのに、なぜ中国は「大中国主義」なのか?
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