2018年8月10日、広州日報は、韓国の女子高で男性教師によるセクハラ騒動が起き、16人が免職処分となったとする韓国メディアの報道を伝えた。

韓国・中央日報の8日付報道によると、この女子高では先月18日に複数の生徒が男性教師による「粗悪な品行」を学校に訴えた。問題の男性教師らは生徒に汚い言葉を浴びせたり、生徒の体を触ったりしたという。

学校が内部調査を行ったところ、全校生徒860人中約180人が男性教師によるセクハラ被害を受けていたことが判明。学校から報告を受けた地元の教育庁が調査に乗り出し、被害生徒へのヒアリングを実施した結果、39人いた男性教師のうち16人の教員資格を取り消す処分を下した。これを受け、学校も16人を解雇している。

朝鮮日報によると、この学校では少なくとも8年前から男性教師によるセクハラが起きていたという。被害を受けたという卒業生は「生徒たちはどう対応したらいいかわからなかった。みんな大学入試に影響が出たら、あるいは教師からの推薦で不利になったらと恐れていた」と語っているそうだ。（翻訳・編集/川尻）