東京医科大が女子受験生の点数を減らしていた問題、中国ネットは「別の意味」でビックリ

Record China    2018年8月3日(金) 12時40分

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2日、中国版ツイッター・微博に、東京医科大学が入試で女子受験生の点数を減点していた問題について伝える投稿があった。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

2018年8月2日、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)に、東京医科大学が入試で女子受験生の点数を減点していた問題について伝える投稿があった。

東京医科大学は、大学病院の医師を確保する目的で、出産や育児で休職したり離職したりする可能性の高い女性の受験生について、点数を一律減点していることが分かった。投稿者は「男女の合格率には大きな差ができていたが、業界内では『必要悪』との声も出ているという。これは社会の根本的な不合理さが現れた実例で、権力の悪用」と断じている。

これに対し、中国のネットユーザーからは、「これは私たちも同じだ」「東アジアはどこも同じだろう」「中国では公に差別しているから」「女性が受けている不公平な待遇はもっとたくさんある」などのコメントが寄せられた。

また、「中国では少数民族に加点しているというのが最大のスキャンダルだな」というコメントもあったが、中国では少数民族への優遇政策として、大学入試の際に少数民族の受験生に加点する制度がある。詳細は省によって異なるが、少数民族のほかにも台湾戸籍や、条件を満たした軍人の子どもなども加点の対象となるところが多い。

そのためか、「日本と中国の唯一の違いは、日本ではスキャンダルになるが、中国ではならないということ」「外国ではこれがスキャンダルになるのか」という意見もあり、中国のネットユーザーは別の意味で驚いたようだ。(翻訳・編集/山中)

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