生存不可能なレベルの「熱波」、今世紀末の中国を襲う可能性―英紙

Record China    2018年8月3日(金) 20時20分

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英紙ガーディアンは1日、「2070~2100年に生存不可能なレベルの熱波が中国を襲うかもしれない」と報じた。

2018年8月2日、環球時報によると、英紙ガーディアンは1日、「2070~2100年に生存不可能なレベルの熱波が中国を襲うかもしれない」と報じた。

致命的なほどの熱波が襲うと予想されるのは、中国北部の華北平原一帯。世界で最も人口が密集する地域の1つであり、中国にとって最も重要な食料生産地でもある。

その原因は気候変動だ。二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に減らさなければ、ほんの数時間さらされるだけで人を死に追いやるような熱波が同地域を繰り返し襲うかもしれないという。

こうした予測をしたのは米マサチューセッツ工科大学(MIT)のエルファティ・エルタヒル教授。気温だけでなく湿度も考慮した湿球温度の指標を用いて予測した論文を専門誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に発表した。

温室効果ガスの最大排出国であり、世界最大の人口を要する中国の最も人口が密集する地域が最大の影響を受けることになり、その居住可能性にも影響が生じることになると指摘されている。すでにその痕跡は現れており、50年前から強い熱波の発生が明らかに増えているという。

エルタヒル教授は、中国は温室効果ガスの排出を抑制するとともに、人々の健康への対策を進める必要があると注意を促している。(翻訳・編集/岡田)

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