反省の色なし?現地ガイド暴行が波紋の韓国議会、海外研修強行でさらに批判浴びる

Record China    2019年1月10日(木) 21時40分

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10日、韓国メディアは、慶尚北道の郡議員が海外研修中に現地ガイドを暴行し国民のひんしゅくを買っている状況で、同地域の市・郡議長協議会が海外研修にたったことが分かり、波紋が広がっていると報じた。資料写真。

2019年1月10日、韓国・聯合ニュースによると、韓国・慶尚北道の醴泉郡議会が海外研修中に現地ガイドを暴行し、当時の映像が公開されるなど「議員の海外研修」問題が大きくなっている中、同地域の市・郡議長らがベトナムへの海外研修を強行したことが分かり、波紋が広がっている。

記事によると、慶尚北道内の23の市・郡議長のうち18人と随行の秘書など計約40人が、1月9日から13日までの日程で研修のためベトナムへ向かった。市・郡の議長協議会海外研修は恒例行事だという。しかし、2018年末に同地域の郡醴泉議会が起こした問題により、「海外研修を廃止するべき」という国民の声が大きくなっている状況であるにもかかわらず研修を強行したため、議会には冷ややかな視線が向けられているという。

慶尚北道のある住民は、「醴泉郡議会の海外研修の醜態により、ありとあらゆる意見が出ている状況で、模範となるべき議会議長たちがわざわざ研修に行かなければならなかったのか」と疑問を呈したという。

これについて市・郡議長協議会関係者は「行くべきかどうかについて協議会でも意見が分かれたが、12月にすでに日程が決まっていたため、仕方なく行くことにしたと聞いている」と話したという。

これを受け、韓国のネット上では「言葉と常識では通じない議員たちだ」「まだ寝ぼけているのか?」「この状況でどうして40人も?ひどすぎる」「税金を集めて議員たちを毎年海外旅行に送っていたなんて…」「税金の無駄遣いでしかない観光研修をなくして、地方議員もなくすべき」など、怒りあきれたようなコメントが寄せられている。

その他、「みんな観光のために行くって知っているでしょ。議員の研修は自費にする必要がある」「日程が決まっていたから仕方ないって…。そんなに約束をきちんと守る議員たちだったか?」「なんでこの寒い時期に暖かい国へ行くの?そんなんだから観光って言われるんだよ。アラスカやシベリアなどの寒い地域に行って、酷寒期の老弱者の管理や除雪作業の方法でも学んでくればいいのに」など、さまざまな声が上がっている。(翻訳・編集/仲野)

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