中国企業のワクチンデータ改ざんが国際市場に影響、中国製を最も信用していないのは中国人自身―米華字メディア

Record China    2018年7月30日(月) 16時20分

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中国でワクチンのデータ改ざんが立て続けに発覚し、波紋を呼んでいる。中国製を最も信用していないのは中国人自身だという。

2018年7月29日、米華字メディア・多維新聞によると、中国で長生生物と武漢生物の製薬会社2社によるワクチンのデータ改ざんが立て続けに発覚し、波紋を呼んでいる。

半月ほど前にも、主に海外向けの事業を展開している華海薬業が生産した高血圧治療薬の原薬から発がん性物質が検出され、欧米など20カ国余りで自主回収したばかりで、記事は「相次ぐ不祥事でまたもメード・イン・チャイナへの信頼性が損なわれる事態となっている」とした。

そして、「中国製品は価格の安さと実用性でグローバル市場に参入し、多くの消費者から受け入れられてきたが、命や健康に関わるような医薬品や食品などの分野ではいまだ受け入れられているとは言い難い」と指摘。「カナダで中国系の多いブリティッシュコロンビア州では、あるドッグフードがチャイナ・フリーをセールスポイントに売られていることが報じられた。米国で中国産ドッグフードを食べさせたことが原因で多くのペットが死亡したことが背景にある」と紹介した。ある中国系の女性はこうした売り方は人種差別的だとするが、海外で中国製品を最もよく買うのは現地の中国系住民ではあるものの、中国製品を最も信頼していないのも中国系や中国人自身だ」と論じた。

記事によると、ドッグフードメーカーの責任者は、「中国系住民からも中国製の成分が入っていないかを示すように求める声が多数寄せられた」と話した。記事は「中国人自身が中国製品を信用していないのは、海外から個人輸入する人が絶えないことにも如実に現れている」と指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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