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沖縄周辺にとどまる中国海洋調査船、なぜ日本は神経をとがらせるのか―中国メディア

Record China    2018年7月24日(火) 11時20分

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23日、中国メディアの新浪軍事に、「沖縄周辺にとどまる中国海洋調査船、なぜ日本は神経をとがらせるのか」とする記事が掲載された。資料写真。

2018年7月23日、中国メディアの新浪軍事に、「沖縄周辺にとどまる中国海洋調査船、なぜ日本は神経をとがらせるのか」とする記事が掲載された。

記事はまず、中国の海洋調査船「科学」が6月以降、沖縄県沖の日本の排他的経済水域(EEZ)に長期間停留して海洋調査を行い、遠隔操作型無人潜水機(ROV)を運用して海底資源サンプルを採取した可能性があると、日本メディアが報じていることを伝えた。

産経新聞はこのほど、政府関係者の話として、「科学」は6月28日、沖縄県久米島町の硫黄鳥島から西約132キロの日本のEEZ内で、海中にワイヤを伸ばしているのが確認され、台風の接近に伴って一時退去するなどしたものの、7月16日までこの海域で調査を実施していたと伝えた。

ROVは有線式で水中カメラやロボットアームを装備し、調査船からの操作で海底を掘削して堆積物を収集できる。現場は沖縄トラフ中部の水深約1000メートルの海域で、銅や亜鉛、その他金属を含む鉱物資源が豊富だ。「科学」が以前、沖縄トラフで鉱物資源が眠る熱水鉱床を調査した際、日本政府は中国側に中止を要請したが、「科学」はこれを無視して調査を続けたという。

記事は、こうした報道を伝えた上で、「科学」について「中国で現在、総合的な性能面で最も先進的な海洋調査船だ」とし、総トン数4700トン、航続距離1万5000カイリ(約2万7780キロ)、航続期間60日と紹介。専門家の話として「ROVや採泥器などの海底探索・サンプル採取のための装備を搭載し、12級(風速32.7~36.9メートル)の強風に耐え、世界でも先進的な海洋調査船だ」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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