「韓国で犬が悪用されている」米国女優らが犬食反対デモ =韓国ネットからは反発の声も「それなら日中は?」

Record China    2018年7月20日(金) 17時30分

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19日、韓国・聯合ニュースは、米女優らがロサンゼルスの韓国総領事館前で「犬食反対デモ」を繰り広げたと報じた。写真はロサンゼルス。

2018年7月19日、韓国・聯合ニュースは、米女優らがロサンゼルスの韓国総領事館前で「犬食反対デモ」を繰り広げたと報じた。

記事によると、プリシラ・プレスリーやキム・ベイシンガーら米女優と動物保護団体「動物のための最後の希望(LCA)」の会員らは韓国の初伏(※伏日の1つ。日本でいう土用の丑の日のようなもので、滋養食を食べる習慣がある)前日だった16日、総領事館の正門前通りで「犬食禁止(stop dog meat)」と書かれたTシャツ姿で剥製の犬を抱えるパフォーマンスを披露した。E.G.デイリーやドナ・デリコなどもデモに参加したとされる。

LCAはインターネットサイトで「韓国では『伏日』と呼ばれる最も暑い夏に補身湯(ポシンタン…犬肉スープ)を食べる習慣があり、犬肉消費量が大幅に増える。暑さを乗り切る手段として悪用された犬食に反対しようとデモを企画した」と説明した。なお同団体は、韓国とワシントンDCでも同様のデモを行ったそうだ。

一方、国際動物保護団体であるPETA(動物の倫理的な処遇を支持する人々)も、LA都心のコリアンタウンに生タコ食用の問題点を指摘する屋外広告を掲載し、「一部の韓国レストランで調理される生タコ料理が非常に残忍で、動物に極端な苦痛を与えている」と指摘したという。

これを受け、韓国のネット上では3000件以上のコメントが寄せられている。「なら牛は大丈夫なの?」「羊や馬は?どうして他国の文化や伝統に首を突っ込むの?」との意見をはじめ、「それなら日本大使館の前でも捕鯨やクジラの食用禁止のデモをして!」「中国の大使館前でもデモすべき。なんで韓国?韓国で犬を食べる人は全体の何パーセントと思ってるの?(※少ないと言われている)」「動物保護もいいけど、米国は銃の規制デモを行うべき」など他国の現状を指摘する声が相次いでいる。

ただし、一部では「犬肉はそんな好きじゃないけど、犬を飼ってる人たちも好きじゃない。散々かわいがったあげく、大きくなったら捨てるわ自分勝手に手術させるわ、道徳的に問題のある飼い主が多い。まずはそれを法的に整理すべき」と昨今のペットブームに警鐘を鳴らしたり、「韓国の犬食文化も今後10年以内になくなりそう」と展望したりするユーザーも見られた。(翻訳・編集/松村)

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