鹿児島に「対中軍事基地」を建設しようとしている日本が忘れていること―華字メディア

Record China    2018年7月19日(木) 0時20分

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17日、日本新華僑報網は、日本が鹿児島県に対中軍事基地を建設しようとしていると伝えた。資料写真。

2018年7月17日、日本新華僑報網は、日本が鹿児島県に対中軍事基地を建設しようとしていると伝えた。

記事は、最近日本メディアが、鹿児島西之表市の馬毛島を海上自衛隊と航空自衛隊の拠点として活用する方針であると伝えたことを紹介。「これは、中国の脅威に対抗し、西南防衛を強化するために重要なことだとの見方がある」と伝えた。

その上で記事は、「日米には日本列島の軍事的な配置において、二つの問題がある」と指摘。一つは航空自衛隊には西南地区に那覇基地しかなく、ここが破壊されると代替拠点がないこと。もう一つは米軍のF18Aなどの戦闘機はすべて横須賀基地に停泊している空母ロナルド・レーガンでしか発着訓練ができないことで、「1カ所に集まっているのはリスクが大きい」とした。

そして、「一つ目の問題を解決するため、防衛省は鹿児島県の無人島である馬毛島を購入することを計画した」と紹介。「鹿児島県鹿屋航空基地のP3C哨戒機や、宮崎県新田原航空基地のF15戦闘機が、馬毛島で訓練できるようになる」とした。もう一つの問題については、「今年3月から一部の戦闘機を山口県岩国航空基地に移して訓練を行い、この先はさらに馬毛島に移して毎年2週間の訓練を行う計画だ」と伝えた。

記事は、「防衛省は馬毛島の買収に成功したら、海上自衛隊と航空自衛隊の軍事訓練をこの島で行う計画のほか、護衛艦いずもを改造してF35B戦闘機を搭載できる空母にする計画だ」と指摘。「今後はF35Bといずもは馬毛島で訓練を行うようになり、こうして馬毛島は日本の新たな軍事基地となる」と主張した。

そして、「これは対内的には、日米の空母が停泊し、日米の戦闘機が離着陸できる場所となり、対外的には中国から近く、沖縄基地以外の対中軍事基地となれる」と分析。「しかし、最も重要なのは、中国が強烈な反応を示すかもしれないということを忘れていることだ」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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